「メタボリックデカ」を観る
今日はAmazonプライムビデオでタイ映画「メタボリックデカ」(原題「Oversize Cops」)を観た。強盗犯を獲り逃し、署長から3カ月でダイエットを命ぜられた4人の警察官の姿を描くポリスアクションコメディー。見放題終了間近の拾い物だったが、これがなかなか面白かった。
タイ映画というと子供の頃に観た「ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団」やトニー・ジャー主演の超絶アクション「マッハ!!!!!!!!」の存在は欠かせない。同じアジア圏の国ゆえの親近感、人柄にユーモア等に共感を覚える。そして本作にも同感。身につまされる部分も含め、ギャグの歯切れやテンポの良さも相まって最後まで飽きさせない。
まずありがちなバディ物で無いのが良かったのかも。彼ら4人だから成功しようがしまいがダイエットしようと動機付く。ダイエットあるあるに映画の小ネタ(「マトリックス」とか)を挟み、笑いを誘う。4人共明らかなオーバーウェイトにどうオチを持ってくるか。しかも最後は伏線回収まで用意されているとは思わなかった。
観る側に対しもう一つの動機付けは彼らのトレーナーとなるミーンの存在が大きい。彼女が好みのアジア美人で妖艶な踊りっぷりで彼ら4人共々惚れてしまった。しかも彼女が高嶺の花に収まらず、4人組の一人のカンとのロマンスが生まれる。でもそこはコメディー。羨ましさよりも微笑ましい感じに収まっていく。
女性の観客に対しては上司の警部が竹野内豊似のイケメンが登場。シックスパックに劇中の女性もメロメロ。また4人との対比、エピソードを交えて彼らを叱咤激励したり、彼もなかなかいい人。そういうところもアジア映画っぽいかもしれない。
これはオススメ、愛すべきタイ映画。しかもクライマックスでは4人によるアクションが控える。そして事件の黒幕とは...登場人物にも無駄がない。終わってみればあの似顔絵はかなり似てたのかも。あと1日半で配信終了、お急ぎ下さいませ。

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