「ヴェノム」「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ 」を観る
「ヴェノム」をディズニープラス、「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ 」をAmazonプライムビデオで連続して観た。ちなみに「ヴェノム」はAmazonプライムビデオでも観られるが、ディズニープラスは字幕のカスタマイズ(大きさ、色、縁取り等)できてパソコンでは観易い。
ある事件からシンビオートに寄生された新聞記者エディ・ブロックとその寄生体ヴェノムの顛末。初見は「スパイダーマン3」でシリアス基調だったが、今回のヴェノムとは明らかに違う。とにかく今回のヴェノムは続編共にダークヒーローコメディ。例え人を喰らおうが呆気なく恐怖もない。
まずはトム・ハーディ演じるエディのカッコ悪さ。ヴェノムとの生活は汗臭く、しかも愚痴が多くなる。ヴェノムとの共生はコメディーみたいなもの。しかも女性好きでシンビオートとして特異な存在。これでシリアスになる訳が無い。レストランの水槽に入った件はまるで熱湯風呂かと思ったよ。
最終的に一作目、二作目共に同類のシンビオートとの戦いが控える。そこで繰り広げられるCG絵巻。物語はあって無いようなものだから、エディ=ヴェノムへの感情移入もない。二作目はアンディ・サーキス監督の手腕もあって97分と小気味いい。一作目はやや長かったかな。
独自に打ち出した「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」(SSU)って言うのが軽い。シンビオートが映画スパイダーマンの世界に向かうという事は、また「スパイダーマン3」みたいになるのではと危惧。優れた化学反応を産むか、単なる多重事故に終わるか、正直ソニーの手腕は怪しい。
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