「プレデター:ザ・プレイ」を観る
ディズニープラスで「プレデター:ザ・プレイ」を観た。「プレデター」シリーズ最新作で配信のみのリリース(原題にはプレデターとは書かれて無い)。18世紀初頭のアメリカを舞台にコマンチ族の少女ナルとプレデターの戦いを描く。
映画「プレデター」シリーズは所詮ハンデキャップマッチ。ただでさえ高い身体能力に光学迷彩、オーバーテクノロジーを有した武器で勝てるはずはない。これまで現代に未来、謎の惑星等と時間と場所を変えながら、狩人プレデターと人間は戦ってきた。
今回はネイティブアメリカンのナルが主人公。冒頭、石を研ぐ姿からすれば圧倒的劣勢。だが斧を自由に操り、知的に獲物を追う彼女が活路を開き、兄と共にプレデターを仕留めていく。そこに至る多くの犠牲はかなり刺激の強いスプラッター描写。R15+はやむ無し。
銃器等飛び道具が使えない分、アクションは中々魅せる。とにかく隠れ、走って逃げるしかないのだ。生き物を扱った食物連鎖を意識させるシーンが挿入され、人間にはプレデターとその意を強くさせる。巨大な熊、素早いライオンであろうとプレデターの前に敵ではない。
1時間40分の作品ではあるが、もう少しコンパクトでも良かったかも。入植者たちとのエピソードは外せないだろうが、やや長い。ただ本作が新たなプレデターの魅力を拓いた点を評価。これならあのSF時代劇「座頭市vsプレデター」も夢じゃないのでは。

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