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2022/05/03

「今日もどこかで馬は生まれる」を観る

アマゾンプライムビデオで「今日もどこかで馬は生まれる」を観た。競走馬のセカンドキャリアに迫るドキュメンタリー。鈴木伸尋調教師、岡田総帥のご子息コスモヴューファーム岡田義広代表他のインタビューを通して競走馬の現実を伝えていく。

このドキュメンタリーは受け取り手が競馬ファンか否かで考えは大きく違う。競走馬は年間七千頭近い登録があって、同じ数だけ抹消されていく。現実その行先はこの作品の通り。競馬ファンで無ければ動物愛護の観点から競馬自体や競馬産業をバッサリしたくなる。

だが冒頭この作品が言う通り、一大産業の維持に国庫への歳入は馬鹿にできない。そんな中、競馬と社会の両立と模索の一端が語られる。現実を受け止めて強い馬作りで対抗するもよし、地道に馬生を送らせてあげるのもよし。ただ民間の力には限界がある。

鯔のつまり、ファンのコメントの通り、JRAやNARから一助を、これら監督官庁たる農林水産省の姿勢にこそ問題がある。全くやっていない事はないと思うが、アピールもグリーンチャンネル頼りではね。それにやっていればこの作品でも少なからず語られたであろう。

近年、一部の競馬ファンの間でも角居元調教師の活動や重賞勝ち馬の乗馬への転向等が報道され、競走馬のセカンドキャリアの理解が浸透してきている。この映画もその一つ。その中で「身近なところに馬がいない」というコメントは心に残る。大半の人に馬の存在は画面の向こうでの出来事でしかない。

JRAはピントのズレたCMで「競馬場へ来て下さい」と言う。家族で楽しめるよう遊具もあるし、美味しいものもありますと。欧米で馬は身近な存在でかつ、競馬の歴史は長い。今、間近に馬を見るには北海道や競馬場へ行くしかない。活路はその欧米との違いにこそあるのではないだろうか。

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Hola

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