「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」を観る
ディズニープラスで「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」(全7話)を観た。「マンダロリアン」と繋がるジョン・ファヴローによる配信ドラマシリーズ。砂の惑星タトゥーインで消息を絶った賞金稼ぎボバ・フェット。だが九死に一生を得たボバは奪われたアーマーを取り返すべく動き出す。
タトゥーインといえばジャバ・ザ・ハットの本拠地。「スターウォーズ」とのリンクを強くさせ、「ジェダイの復讐」を思い出す。あの頃、見た目の人気ながらよく判らなかったボバというキャラ。その深掘りがこのシリーズでなされる。勝手に悪役と思いきや、彼の真意は違うものだった。
ディズニー傘下、ファミリー向けに転換した事が大きいが、ボバに対するイメージは変わった。ただ相棒フェネックとのやり取りや街の暴走族を仲間にするあたり、そのカリスマは失っていない。だからこそ街の大名に成り上がっていく。そして最終話、敵対組織との全面戦争に入っていく。この戦いのクライマックスはまさにエヴァ対使徒を見ているようだった。
物語に多少の肩透かしはあったものの、後半に話が締まるエピソードが控えて面白かった。本当ジョン・ファヴローは楽しんで作っていると思う。加えて製作総指揮にタランティーノの盟友ロバート・ロドリゲスも参加。そうなればキャストにダニー・トレホが登場するのも頷ける。
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