MARVEL「616」【第1話 日本版スパイダーマン】を観る
ディズニープラスでMARVEL「616」の第1話を観た。全てのスパイディファンに捧ぐ、日本で40年以上前に生まれたもう一つのスパイダーマン。まさか本家マーベルのドキュメンタリーで扱われるとは思わなかった。その取材と本気度に感動。
アメコミも知らない小学生当時、コスチュームや奇抜なアクションに惹かれ毎話観ていた。加えて戦艦マーベラーが巨大ロボットレオパルドンに変形、ソードビッカーで敵を瞬殺する様式美ときたら。ポピー(現:バンダイ)の村上克司氏の思惑にハマった次第。子供の頃はおもちゃを買えなかったけどね。
一時期、マーベルの黒歴史とか、スタン・リーがロボ登場を不快に思っている等の噂があったが、日本版スパイダーマンDVD化の折、スタンおじさんが本作を絶賛していた特典映像で氷解。今回のドキュメンタリーでも同じ映像が使われ、かつ本放送当時のマーベル側のエピソードも描かれている。
このドキュメンタリーの見どころはスタッフの苦労、奮闘したエピソードの数々。天井に張り付くダーマ(東映版の別称)のトリック。オープニングで東京タワーを登るダーマ、驚愕の実態....エスカレートする撮影は仮面ライダーに代表される東映ヒーローの系譜。やっぱライブアクションはいい。
加えて主役、山城拓也を演じた香山浩介さん、ヒロインひとみ役の三浦リカさんが振り返るインタビュー。当時の反響、作品と子供たちへの想い。特に香山さんが最終話を印象的に語る姿に当時の映像が重なる。このシーン、覚えているよ。そして実家にある日本版スパイダーマンDVDは家宝です。
日本のファンにとって「616」第1話を見るだけでも価値がある。まさに本家が認めた証。いつか「スパイダーバース」にダーマとレオパルドンが現れる日が本当に来たら「ノーウェイホーム」並みに泣いてしまうだろうなぁ。
| 固定リンク
コメント