「THE BATMAN-ザ・バットマン-」【IMAXレーザー字幕】を観る
今日はDCコミック最新作「THE BATMAN-ザ・バットマン-」を観てきた。言わずと知れた「バットマン」をリブート版「猿の惑星」シリーズのマット・リーヴス監督が料理。主演は「TENET テネット」のイイ奴、ロバート・パティンソン。
ティム・バートン、クリストファー・ノーランと傑作を生んできた「バットマン」。マット・リーヴスにとって第一作となるが、彼らのようなバットマン誕生は一切省き、宿敵リドラーとの対決を主体に描いている。しかも全編約3時間でフィルムノワールの趣きときた。
雨が降り注ぐゴッサムシティに次々と繰り出される謎解き。加えてまるで「セブン」を思わせるバディ感。バットマンの傍にゴードン、時に立ち姿のカッコいいキャットウーマンと事件に対峙。街のギャング、警察との癒着、その背景とそれら暗部が明らかにされていく。
バットマンと正義を盾にするリドラー。「ダーティハリー2」のハリーと白バイ軍団との関係性に似た感じがしなくもない。そんなプロットのいくつかに既視感もあるが、上手く昇華されている。過去最高にダークなパティンソンのバットマン、リドラーの真意がクライマックスに向けてぶつかり合う。
ノワール調に留まらず、バットマンらしいアクション、新バットモービルによるカーチェイス。IMAXのおかげで激突と爆音のたび、五臓六腑に染み渡る。長尺はテンポを緩急織り交ぜてそれ程気にならないが、気持ち長いなと思うシーンもあった。
終幕、リドラーに重なるもう一人の声は次作への伏線か。惜しまれるのは「ダークナイト」のような観る側の心を抉るようなプロットがなかった事。だからと言って本作の出来は悪くない。むしろ新たなバットマンをよくぞ見せてくれたと。やはりDCの活路は単体勝負、それも悪くないだろう。
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