「頭文字D 1st stage」を観る
アニマックスで録ってあった「頭文字[イニシャル]D 1st stage」HDリマスター版(全26話)を観終わった。原作もアニメシリーズも見ずに実写版を観たのが2005年。それ以来ハチロクとドリフト以外、頭文字Dは記憶の彼方にあった。これまで何度か連続放送の機会があったが、初めて観た今回。車をスイスポに替えたタイミングでクルマの興味が再燃したせいもある。
父のとうふ店の運搬を手伝う高校生の藤原拓海。その相棒はハチロクことAE86。群馬県秋名の山道で鍛えたドライビングでライバルたちと対決し、その名を轟かしていく。そんな拓海とFC=RX-7を操る群馬最速と呼ばれる高橋涼介との直接対決までが本シリーズとなる。
原作に沿った物語らしく登場人物と車の個性が活かされたエピソード群。惚けた拓海と時代遅れのハチロクの組み合わせ。走りを裏で支える父親の文太。バイト先のGSの仲間たち、そして拓海のドライビングに魅了されるライバルたち。ガールフレンドのなつきのフワフワ感と共に甘酸っぱい青春テイスト満載。やはり面白いものは面白い。
目玉はCGアニメを使ったクルマ同士の公道バトル。CGはドライな質感だが、物語やセリフとの相乗効果で生まれる迫力。テレビのスピーカーで観ていた時は気づかなかったが、ヘッドホンで聴くと迫力は倍増する。昔なら本格スピーカーで大音量、サラウンド再生していただろう。スピード感、移動感もいい。レシプロ、ロータリー等のエンジン音の違いも楽しい。
予想外にマッチしていたのが、AVEXレーベルバックアップによるユーロビート風の音楽。劇中のバトルにマッチする。OP曲なんか歌唱力はダメダメでもノリがいい。ED曲でアニメよりアーティストのプロモーション色が強いのは良しとしよう。思い出せば2005年の実写版もAAAをフィーチャーして似た感じだったなぁ。
最終話、涼介から「広い世界に目を向けていけ」と諭される拓海。そんな次なる2nd stageでのライバルたち、クルマの登場も楽しみ。もちろんこれまでのキャラクターたちの成長と行く末も。そんな時、アニマックスの帯、連続放送は助かる。今夜から2nd stage。しばらくは頭文字[イニシャル]D漬けになりそうだ。

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