コミュニケーションバカ:インスタント上司6
(写真はイメージです)
都度「結局大事なのはコミュニケーション」と口にするインスタント上司。でも言葉ほどにコミュニケーションが取れているとは言い難い。
朝礼で横一列に並んだ部下を前に訓示するインスタント上司。ただ毎度訓示する程の発言は無く、たまに社内で起きた出来事や事故に対し、ひと言ふた言部下を小馬鹿にするナイツの漫才風にコメントしてきたのは以前お話しした通り。そして毎度、腕を組んで話すんだ。常に感じる上から目線。
それより問題はこの朝礼での彼の立ち位置だ。総勢最大20人横一列の部下の前、その真ん中に立つのが普通。彼は毎回我々からみて最左端に立つという不可思議さ。人員増減あっても3年間ずっとこのパターン。右端の部下からみれば、話はよく聞こえないし、彼が誰に話しているかさえ疑問に思う。
先日インスタント上司と同じ「コミュニケーションが大事」と曰う人に遭遇した。それは動画の中の我が社長。品質問題以降に就任。その就任コメントに目の前の全社員を唖然とさせた。それに「ワンチーム」を口にする社長こそアテにしてはいけない。その後、コロナ禍で東京本社から自撮り、自己満足な動画でたびたび登場も片田舎の我が工場へ現れた事はほぼない。
インスタント上司はそんな社長へリモートで業務報告をするのだが、都合のいい話しか上げないのでさも全て計画通りに事が運んでいる錯覚を起こさせてきた。コミュニケーションっていい事も悪い事も話せて成立するもの。いい事だけしか話さないなんて子供の発想でしょ。
さて年が明け、インスタント上司は他部署への異動となった。彼の想定通り、じっと我慢の3年。会社的には慰労の異動だが、我々部下からみれば彼が3年の間に何もしないせいで問題だけが残った。本来の業務はそっちのけ。結局、この上司がしてきた事は総務の代行、机上の人員カットを実行しただけだった...と。
これまでインスタント上司の口から出る「IoTとか言われてもさぁ」「品質なんて工程能力上げればいいんだよ」なんて言葉聞いてるとバカかコイツは?思う事が多かった。ただ同じ部屋に彼の存在が無くなった事で周りの空気が一変、風通しが良くなった気がしないでもない。(とりあえずこの話はおしまい)
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