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2022/02/06

ハリウッド版「北斗の拳」を観る

東映チャンネルで放送されたハリウッド版「北斗の拳」を観た。ただ「観た!」と言うには語弊がある。radikoで「オードリーのオールナイトニッポン」を聴きながらのサイマル鑑賞。ただ幸い字幕版なので内容は伝わる。要所はradikoを止めてセリフの確認は言うまでもない。

東映絡みの映画作品、アニメから実写というと外せないのが「デビルマン」。そしてこの「北斗の拳」。もはや黒歴史として有名だが、のちに東映は「ドラゴンボール」で同じ轍を踏んでしまう。さて次の餌食は...でもフィリピンのボルテスは凄そうだぞ。

それはさておきこの「北斗の拳」のチープさよ。制作費2億円、1995年公開。上映時間92分でタイトルから物語が始まるまでが3分、エンドロールに4分とその多くを占める。エンドロール最後にはルーカスフィルム謹製THXの文字。ええっー!全くその恩恵は無さそうだけど。

まずタイトルロール3分の大袈裟ぶりと物語のギャップに失笑必至。さらにケンシロウが同情的にみて7頭身。いや正直に6頭身と見た目共々似ても似つかぬ産物。セリフまだしもオーバーアクトのボディーアクションに思わず吹いてしまう。(何だ、面白いんかい!)

最後まで笑わせてもらえればパロディーだが、役者の皆さんは本気モード。リュウケンは「時計じかけのオレンジ」のマルコム・マクダウェル。ただ登場時間は僅か。ユリアが唯一の日本人キャスト鷲尾いさ子で正統派の演技で本人による英語のセリフ(と思われる。何せサイマル鑑賞なので)。

加えてクロスマンと呼ばれるシンの手下の一人が、あのビッグバン・ベイダー(映画では[レオン・“スーパー・ヴェイダー”・ホワイト]名義)。本気で戦えば本作中のケンシロウなど、ビッグバン・クラッシュで一撃だろうに。しかも「デビルマン」のボブ・サップよりも出番は少なかった。

しかし名を知るキャストはこれだけ。シンは見た目がトキっぽいし、ケンシロウとの格闘シーンに迫力は無く、北斗の拳特有の肉体破壊シーンは僅か。北斗と南斗のスタイルの区別も判り難い。映画そのものは北斗の拳よりインスパイア元の「マッドマックス」の世界観に近い。何度も言うがあくまでチープだけど。

Netflix版「カウボーイビバップ」が吹替版で多少持ち直した事を思うと....本作も吹替、神谷明さんの声で観てみたい。放送リクエストを希望するも映画自体の出来が致命的だけど。そして若林くん、お子さん誕生おめでとうございます。結局、ほとんど映画観ないで「オードリーのANN」聴いてたんじゃないかよ。と自分にツッコむ。(おしまい)

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