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2021/11/07

「モーリタニアン 黒塗りの記録」を観る

今日はジョディ・フォスター、ベネディクト・カンバーバッチ共演の社会派ドラマ「モーリタニアン 黒塗りの記録」を観てきた。9.11テロの容疑者として捕らえられたモハメドゥ・ウルド・スラヒを劇中にも登場する自著を元に描く実話。

2001年11月。同時多発テロ事件から2カ月経った頃、アフリカ北西部モーリタリアに住むモハメドゥは地元警察に拘束されてしまう。そして移送されたモハメドゥはテロ事件の協力者、容疑者の一人としてアメリカ政府に告発された。だが起訴も裁判も起きぬまま収容されたグアンタナモで3年が経とうとしていた。そんな彼をナンシーは弁護しようと動き出すのだが...

まずモハメドゥを演じるタハール・ラヒム主演といってもいい熱演。特に物語後半で明かされる、軍による聴取と拷問は筆舌に尽くしがたい。実際8年近く拘束された上、さらに重い事実を観客は知らされる。エンドロールで登場する本物のモハメドゥは明るい人。信仰と自由を知る人だからこそアメリカを信じ、困難を乗り越えてきた。

事実を力で捻じ曲げる政治が恐ろしい。そして記録文書を求めれば黒塗り。最近も何処かでそんな国は無かったか。しかも愚かな指導者に政治家のエゴのためという理由も同じ。やっと開かれた裁判で象徴的にオバマの自画像が映るが、裁判後のモハメドゥの現実を知るとアメリカであっても(前政権への)忖度はあるのだなと思わせる。それにしてもむごい事実。

ジョディ・フォスターは老いても美しくなお力強い演技に魅了された。カンバーバッチは軍側で容疑者を調べ起訴する立場。だが真実を目の当たりにし誠実に対峙する。そんな彼が製作に関わっているのも納得。けっしてメジャー製作配給で無くともこのような作品を発信する力を持つ時のアメリカは好き。そしてこの現実をみて政治こそ注視しなければならないものと改めて感じた。
211107_03

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