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2021/11/21

久しぶりに「ファイト・クラブ」を観る

今日は午前十時の映画祭でデヴィッド・フィンチャー監督「ファイト・クラブ」を観てきた。1999年公開でエドワード・ノートン、ブラッド・ピット共演の作品。不眠症に悩むリコール調査員がタイラー・ダーデンと名乗る男と出会い、新たな自分を発見も翻弄されていく姿を描く。

ロードショー当時、前週に先行オールナイトなんて興行があり、夜11時半スタートで観たのだが、第一印象は最悪。何なんだこの結末は!?と思ったものだが、のちにDVDを買って再見すると評価は激変。今ではフィンチャー作品でも「セブン」と共に外せないものとなった。

DVDで再見した頃、年のせいもあって主人公の鬱屈に共感した事が大きい。しかも結末を知っていると主人公の生むセリフ、行動が経過と共に結ばれていくのがわかる。この映画もスルメ系。観れば観るほどに味が出てくる。今回の鑑賞も劇場効果と相まって物語にグイグイ惹き込まれていく。

ブラッド・ピット、エドワード・ノートン演じる両極のキャラクター。男の観客の殆どがノートンの立場だから破天荒なブラピに惹かれるのは言うまでもない。まるで我らが脳内で起こす願望。でもその物騒な結末。仲間内が知らぬ間に大きな力を持ち、大事件を仕掛ける。公開当時、エンディングはファンタジーだったが、9.11を経過すると予見と恐怖が入り混じる。

ちなみに劇中で全米にファイトクラブが広がる様が描かれているが、日本でもガチンコファイトクラブなんてのもあった。それこそタイラー・ダーデンが日本にも来た証しなのかもしれない。(ウソ)

物語もさることながら、フィンチャーの映像センスに酔う。テンポの良さとエピソードの一つ一つが本当に絵になる。印象的なのが北欧系住まいから一転、退廃的なアジト。そして血生臭い地下格闘場。そこでルールを読み上げるブラピがカッコいい。ただそんなカッコ良さに秘める怖さもこの作品のテーマの一つかもしれない。

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