Netflix「カウボーイビバップ」は吹替版で観たほうがいい
Netflixで実写版「カウボーイビバップ」の配信が始まった。1シーズン全10話との事。さっそくSession 1「カウボーイ・ゴスペル」を字幕版で観てみた。アニメ版Session 1「アステロイド・ブルース」をベースとしたご存知アシモフ・ソーレンサンとカテリーナの逃亡劇。
アヴァンタイトル込みで60分。観終えて改めてアニメ版の偉大さを知る。30分の濃密さ、映像表現の多様さを痛感。実写版の利点、まさにアシモフとカテリーナは「デスペラード」。ただライブアクションの限界、銃撃戦もありきたりに見える。そして1話60分はやや長い。
そして改めて吹替版で観てみる。何と字幕版の不満をスパイク=山ちゃん(山寺宏一)の声が全てを補うのだ。キャラクター同士のセリフに呼吸と間、物語のテンポ。ジェットは亡くなった石塚運昇さんから楠大典氏に交代したが、いい感じのバディになっている。結論、この「カウボーイビバップ」は吹替版で観たほうがいい。
もちろん音楽は全て菅野よう子印の名曲揃い。ただ各話毎音楽ありきで作られた物語のアニメ版と違い、実写版は既存の音楽から選曲(ただし追加曲を含めて新録らしい)。それが利点であり、欠点でもある。アニメ版カウビはノリも物語も音楽だった。実写版では60分を埋めるピースの一つでしか無いのは残念。
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