「梅切らぬバカ」を観る
今日はレイトショーで「梅切らぬバカ」を観てきた。加賀まりこ主演、ドランクドラゴンの塚地武雅共演、自閉症の息子と母の姿を描いた作品。
自閉症の忠さんは母の珠子と二人で暮らす毎日。忠さんに対する町内の人々の視線はけっして優しいもので無かった。そんなある日、忠さんの働く作業所からグループホームへの居住を勧められる。忠さんは珠子と離れ、ホームでの共同生活を試みるが...
ここで描かれるは一つの親子の日常の積み重ね。塚ちゃんの演技に最初は奇異の目で見てしまうが、彼らのピュアな側面の表れ。とはいえ、社会の中で受け入れられ難い事もわかる。その壁が壊れた時、里村一家との関わりのような形もあるだろう。
珠子の忠さんに対する正直な接し方は加賀さんのアイデンティティーが垣間見える。塚ちゃんを始めグループホームの皆、コントのように見えても表現が難しい演技。シリアスなんだけど妙な間とセリフでつい笑ってしまうシーンもあった。ある意味、リアルなのかもしれない。
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