「キングコング: 髑髏島の巨神」を観る
今日はWOWOWでだいぶ前に録画してあった「キングコング: 髑髏島の巨神」を観た。やっと公開された「ゴジラvsコング」を前に予習。本作は「キング・オブ・モンスターズ」より前に公開されていたが、やっとモンスターバースに関し全ての点が結ばれ、個人的にやっと準備完了となる。
時はベトナム戦争末期。特務研究機関モナークのランダは衛星が捉えた髑髏島調査の権利を得た。調査のために向かうランダたち。さらに案内役のコンラッドやベトナムから本国帰還前のパッカード大佐の部隊、彼らの動きを察知したカメラマンのウィーバーが加わった。だがヘリを飛ばした彼らを嵐の囲う髑髏島が出迎える。そして嵐を抜けた彼らの見た光景とは...
何度もリメイクされてきたコング。今回はモンスターバースのためのリブートとなった。だが作りはオーソドックス。未踏の土地、未知の生物、捜索隊に謎の種族。そしてコングに金髪の美女とこれまでのフォーマットを踏襲している。唯一の違いは本作中アメリカ上陸の無い事。それこそモンスターバース「ゴジラvsコング」に持ち込まれる事になる。
巨神コングの立ち位置は変わらない。ただそのフォルムは頭の大きめでやや愛嬌を感じる。サイズアップされた今のゴジラと対峙する事を考えれば、バランスは悪く無い。コングはバトルロイヤル状態の髑髏島でパワフルかつスピード感ある戦いを見せていく。
ランダたちの思惑、対抗する部隊だけでは従来の作りで終わるが、ジョン・C・ライリー演じるマーロウが未踏の地での潤滑剤となる。アバンタイトルにエンドロールとマーロウを巡るサイドストーリーが泣かせる。
トム・ヒドルストンはロキと違った冷静かつリーダーシップを発揮。目の保養はタンクトップ姿のブリー・ラーソン(つい胸元に目が...)。ほぼノーメイクに自然の中での立ち姿が美しい。のちの姿、キャプテン・マーベルが見えてくる。
モンスターバースとの接点は僅かに、本作の舞台から40年以上を経て「ゴジラvsコング」に繋がる事になる。「彼らの世界でキングでは無い」というセリフが意味深。果たしてどのような形で本作の背景が活かされるか、ゴジラとの日米最強モンスター対決を近いうちに観に行きたい。
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