「エスター」(吹替版)を観る
今日はアマプラで「エスター」を日本語吹替版で観た。製作にジョエル・シルバーやディカプリオが名を連ねる、謎の少女が次々と事件を引き起こすスリラー。以前あるニュースでこの作品が挙げられていたせいで、最大のネタバレ感があったがどうして。いやこの作品は面白い。知らなきゃもっと衝撃が大きかったかもしれないけど。
第三子を死産した事でずっと苦しんできたケイト。夫ジョンと相談し養子をとる事で脱しようと考えた。そんな二人は訪れた孤児院で不思議な少女エスターと出会う。彼女に惹かれた二人は養女として引き受けるのだが、その後彼らの周りで奇妙な事件が起こり始める。
この作品、何気に「オーメン2」とイメージがダブる。あちらは悪魔で、こちらはロシアから来た少女。次々と起こる事件。疑念を抱く妻に気付かぬ夫とありがちなフォーマット。だが観る側の固定概念が壊された時、物語は大きく動き出す。
その時のエスター、演じるイザベル・ファーマンの表情が怖い。ライティングと銀塩効果の妙。観る側、背景が判ったなりの表情で迫ってくる。リボルバーを操る姿に少女の面影はない。そしてゴシックな出立ちに感じる異様さの理由が判った時、更なる衝撃が待っている。
ケイトって最近観た映画に出てたような、と思ったら「囚われた国家」のヴェラ・ファーミガだった。子供を守る母を熱演。寸止めだったけどセクシー描写もいい。
物語のキーになるのはケイトの娘マックス。耳の不自由な彼女をエスターは巻き込み、時に利用されてしまう。エスターの表情と対照的にこちらは本当に可愛い。
ちなみにエンドロールは特徴的と思いきや、「セブン」のOP、EDを手掛けたカイル・クーパーのチームの手によるもので流石のカッコ良さ。
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