「コンティニュー」を観る
今日は映画「コンティニュー」を観てきた。タイトルから推測のつく通り、ゲーム性のある世界観を舞台に世界滅亡を阻止しようと奮闘する主人公を描く。
目覚めると刺客に襲われるロイ。だがこの光景は彼にとって日常だった。繰り返される出来事に隠された目的。そんな時、元妻のジェマから送られた郵便物に気づくロイ。そこにその答えが.....だがジェマの行動はヴェンター大佐に監視されていたのだ。そしてロイに刺客軍団が迫っていた。
シックスパック、特殊部隊あがり設定のフィジカル面にアクションとフランク・グリロがなかなか魅せてくれる。似た世界観の「マトリックス」と違うのは主人公に経験と記憶の蓄積ができている事。だからこそ本作がアクション映画に囚われない、家族を想う主人公の姿が描かれる。
原題「Boss Level」のほうが意味深でカッコいい気がする。何せラスボスがメル・ギブソンだからだ。ただ強さより、彼の目的こそがボスレベル。多様な刺客を送り込み苦戦する主人公。そこを「オール・ユー・ニード・イズ・キル」的に経験値を上げる事で問題を打破。だからこそ原題が効いてくる。100分の作品なら、能力のインフレが起きても問題にならない。
カーチェイスにアクション、殺陣と全てに見応えがある。特にダッジのオープンカーをマニュアルで駆るところなんて最高。ただ繰り返す物語ゆえ、中盤からフラッシュバック扱いになってしまい残念。一方、剣を教える先生がミシェル・ヨーとツボを抑えるところが好き。
PG12なのでクールだけどそれなりの描写は覚悟。クスッと笑える映画ファン向けの小ネタに、80年代のゲームシーンを意識した表現もあり、なかなか面白い作品だった。
| 固定リンク
コメント