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2021/05/28

「アオラレ」を観る

今夜はラッセル・クロウ主演「アオラレ」を観てきた。一昨年来、日本でも大きな社会問題となった「あおり運転」。運転マナー向上に効果あり? 道路上で鳴らしたクラクションから始まるアクションスリラー。

息子のカイルを車で学校へ連れていくレイチェル。だが自らの寝坊と渋滞のせいでまだその車上にいた。フリーウェイを諦め、一般道を降りたところで止まっていた一台のトラック。青信号なのに発進しない。イライラで思い切りクラクションを鳴らすレイチェル。そのトラックを追い抜いた時、それは彼女の恐怖の始まりであった。

原題「UNHINGED」は気の動転、不安定さを表す。ただ本作のイントロダクションではアメリカのあおり運転も紹介され、あながち付けたもん勝ちの邦題も間違ってはいない。

ラッセル・クロウに「L.A.コンフィデンシャル」の頃の面影はない。そんなガタイの良さにばかり目がいくが、決して本人の前で「太ってる」は禁句。そう思わせるほど腕っぷし、キレっぷりが怖い。ヒゲを褒めてもヤられる。情け無用、とことんターゲットを追い駆ける令和版(スピルバーグの)「激突」。次の敵ターミネーターは彼がいいんじゃないかと思うほど。

そんなラッセルに狙われるレイチェルが、何とも言えない間抜けさ。そもそも寝坊が理由で職を失うし、財布は車の屋根に置くし。普通の人はあんまりやらないよね。しかも某邦画のタイトルよろしく、あれやっちゃうんです。そしてこれを発端に次々とラッセルの毒牙に掛かっていく。ちなみにラッセルに役名はありません。

この映画はあおり運転やマナー、モラルハザードへの警鐘があるものの、基本的にはスリラー。大好きな「ファイナル・デスティネーション」と相通じる面白さ。劇中、何度ビビらされた事か。劇場効果絶大、映画館で観てこその作品だと思う。その結果として、今後間違いなくクラクションの鳴らし方には注意するようになるだろう。オススメの一作。

210528

 

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