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2021/03/06

「ウエストワールド」(1973年劇場公開)を観る

先日NHKBSプレミアムで放送された「ウエストワールド」を観た。マイケル・クライトン脚本・監督によるSF映画。HBOでのリメイクドラマは記憶に新しい。

近未来。古代ローマ、中世、アメリカ開拓時代の3つの世界で構成するテーマパークが作られた。観客はそれぞれの世界に入ってその時代を体験できる。その世界観に没入できる最大の理由は観客以外の人物が全てロボットという事。しかも人を傷つけない仕組み。西部劇さながらの体験ができるのだ。だがある日突然、ロボットたちの動きに異常が見られ始める。

子供の頃、ゴールデン洋画劇場で「ウエストワールド」はよく放送してた。でも全て通して観たのは初めて。最大の理由は顔パッカン。「600万ドルの男」「バイオミック・ジェミー」のフェンボットも同じ。一種のトラウマで顔の内部にメカが見えるのが子供心どうにも怖かったから。見た目精巧なターミネーターより、内部構造がシンプルな彼らのほうが何気に怖い。

見どころは荒野の七人、ユル・ブリンナーのガンマン姿に顔パッカン。今観て映画としてはイマイチ。90分の小品だから我慢できたが、物語のテンポが悪い。ロボットの反乱というより機械エラーによる恐怖。1968年公開の「2001年宇宙の旅」のHALのほうが深みがある。HBO版はAI時代、そのテーマの深みを補った格好。隔世の感、ビジュアルも圧倒的だからね。

物語の構造は同じクライトン原作の「ジュラシックパーク」と同じ。そしてユル・ブリンナー演じるガンマンは反乱ロボット映画の元祖。故障した彼はまさにターミネーターなのだ。ターゲットを見つけ、執念の追跡。外観の出来でロボットか否か判る事もその共通点。少なからずキャメロンは影響を受けただろう。そんな傑作SF群のエッセンスがこの作品にはある。

「ウエストワールド」を観ると続編「未来世界」も観たくなる。こちらは水曜ロードショーでよく放送してた。ただこの手の懐かシネマは地上波で観る事は難しい。午後ローでさえ最近の作品ばかりだから。どうせなら連作で、日本語吹替で観たいよな。

210306

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