Anker Soundcore Life Q30を買う:その1
Anker Soundcore Life Q30を買った。理由は"「ミセス・ノイジィ」を観る"の回にも書いたが、隣人の騒音問題にある。隣人といっても共同住宅の階上。共同住宅歴10年以上だがこんな事は初めて。成長期の幼児は昼夜を問わず騒ぎ、たまに夫とみられる男性の怒号。特に物を落とす音が耳、頭上を刺激する。管理人さんを通して話しても改善されない。
妻は共同住宅歴がもっと長い事と、所詮は子供のする事だからと寛容。むしろオレが嫌な顔をするのが気に入らないらしい。「じゃあノイズキャンセルヘッドホン買うよ」と言うと「その方がマシ」と快諾?を得た。
正式名称はノイズキャンセリングヘッドホン。価格帯はピンキリ。そこでバッテリーやBluetoothスピーカーでお馴染み、Ankerから発売されたばかりの Soundcore Life Q30を選んだ。安サラリーマン、迷ったら中くらいなので。それでも8,990円(税別)でAnkerでは上位クラス。近場に試聴の場が無いので一か八かのギャンブル購入。
Bluetooth接続のヘッドホン、ウォーキング用なら割り切りもあって中華製で良かった。だが今回は屋内メイン使用。これでも昔はオーディオマニア。有線至上主義者ゆえ、ジャック付のiPhone6sをあえて選んだくらい。でもAnker Soundcore Life Q30の音を聴いた瞬間、「これで充分」と思わせた。しかも耳をパットが覆うオーバーイヤータイプで没入感が高い。

音はこれまで聴いたヘッドホンに比べ、モニターライクでレンジが広い。やや低音を誇張するところがあるが、嫌味はない。ここは今後エージングで変わってくるところだろう。スマホ上から数種プリセットイコライザを選べるが、個人的に今のデフォルトが合っている。
実力確認のため、「鳥の楽園セイシェル」に「Symphonic Suite AKIRA」から金田、「Total Recall: Original Motion Picture Soundtrack」からThe DreamとClever Girl、「WHIPLASH」(『セッション』オリジナル・サウンドトラック)からCaravanと手元のiTunes(送り元はiPad miniでmp3:128kbps)で試聴リファレンスや普段聴く曲を選んでいった。
まずノーマルモードで聴いてみる。金田を聴いて音場は程々に広く、音も回る。オケのレンジ、音の立ち上がり、解像度も申し分ない。Caravanでの音のねちっこさといい、聴き応えがある。俺レベルで充分にリファレンス級の音。
ノイズキャンセリングモード(以下NCモード)は音が薄味になる反面、解像度が若干上がる。これは暗騒音が下がる時と同じ現象。セイシェルの波の音、動きが明確になった。レンジとのトレードオフ。ボリュームの大きさも関係するだろう。

なおノイズキャンセリングは周囲の音が7割減する感じでゼロにはならない。これ以上の効果はボーズやソニーの上位機種しか選択肢はないだろう。radikoを聴く時はおしゃべり中心だからノイズキャンセリングモード常用でもいい。
NCモードの選択はTPOに合わせて使いたい。そして階上でいざ事が起こった時、その効果を試してみたいが今は静か。まずはこのヘッドホンを使い始めた精神的効果の方が大きい。この続きは次の機会に触れたいと思う。
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