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2020/11/23

「ファイティン!」を観る

ムービープラスで録ってあったマ・ドンソク主演「ファイティン!」を観た。今、この人の映画だから観たいと思わせる俳優は少ない。去年ならジェラルド・バトラー、今年ならマ・ドンソク。とにかく「スタートアップ!」でハマった彼のフィジカル面を活かした作品である。

幼少期
、養子に出されたマーク。だがまもなく里親を失い、貧しくも自ら身を立ててきた。カジノの用心棒となったマークの前に兄と慕うジンギが現れる。韓国で行われる腕相撲に誘うジンギ。マークはランカーの力を持っていたのだ。ジンギはマークの力を信じつつ、あるスポンサーに近づくのだった。

劇中セリフにあるようにスタローンの2作「オーバー・ザ・トップ
」「ロッキー」に影響を受けている。でもマ・ドンソク主演にそんな事は関係ない。表情と肉体が醸す圧倒的な存在感。それでいて時に笑わせ、ラストも泣かせる。確かに朴訥さはロッキー譲りだが、だからこそヒーローらしい。

この作品のテーマは家族の在り方。クライマックス、マークは母が結ぶ縁と絆から大きな力に変えていく。特にスジンの二人の子の演技がいい。マークの力を引き出すのは彼らの演技があってこそ。スジンとの関係性も然り。母の独白に戸惑うマークだが、家族とは何かを思い知らされる。

マークとジンギの関係性で描写が甘い気はするが、そこは映画ファンらしく想像力を働かせたい。彼の「兄貴〜っ」のセリフで十分。それにしてもマ・ドンソク、男が惚れる男だよな。これからも彼に目が離せない。

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