「24 JAPAN」第1話、第2話を観て(ネタバレ無し)
「24 JAPAN」を第2話まで観た。言わずと知れた「24 -TWENTY FOUR-」の日本版。ジャック・バウアー=獅堂現馬(しどう げんば)を唐沢寿明が演じる。
「物語はリアルタイムに進行中だ」
冒頭のナレーション、デジタル表示に画面分割と本家24の演出を踏襲。総選挙に娘の誘拐が同時進行する物語も同じ。ラストの脚本クレジットからも本家を日本にローカライズした事が判る。本家シーズン1は16年前に観て薄い記憶だが、今のところ物語にキャラ設定や相関も変わりない。
日本にローカライズした事でスケール感が小さくなったのは仕方ない。コロナ禍で大量のキャスト投入できない事情もある。それだけでなくガンエフェクトも弱い。あちらは銃社会、さすがに本物の銃には敵わないから。
それでも気になる点はある。リアルタイム感の薄さに緊張感の無さ。本家と同じなのにその違い。演技の問題とかではない。明るめのビデオ収録ゆえサスペンス色は薄い。銀塩処理しろとまで言わないが、本家24の映像の持つクールさは踏襲して欲しかった。
そしてエンドロール処理。本家はデジタル表示と共にカットアウト、24のテーマと共に1エピソードを終える。同時に視聴者は緊張感から解かれる瞬間でもあった。
しかし「24 JAPAN」はエンドロール中も物語、演技が進行する。これは普通のドラマならいいが、あくまで「24 -TWENTY FOUR-」だ。先に挙げた緊張感の無さを助長、メリハリ演出の積み重ねが「24 JAPAN」には足らない。
ただ本家24の未経験者なら物語の持つどんでん返しを楽しめるだろう。今後24経験者を唸らせる変更が仕組まれるかもしれない。
一方、24経験者なりの楽しみもある。ローカライズによるキャストの演技。例えば獅堂現馬の妻、六花の雰囲気がテリー・バウアーそのもの。シーズン1のテリーはとにかく間抜けだった。
さらに個人的な話をすれば静岡県での「24 JAPAN」の放送はキー局と違って30分遅れのスタート。「半沢直樹」の盛り上がりと比較してSNS軽視、時間を追うドラマで致命的。キー局テレビ朝日は開局記念ドラマと銘打つなら、ローカル局の足並みを揃える努力をして欲しい。
唐沢さんは好きな俳優だし、物語上の本領発揮はこれから。それに「24 -TWENTY FOUR-」も好きだし。「24 JAPAN」には視聴者をいい意味で裏切るドラマを期待したい。
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