インスタント上司
昼休み。事務所に立ち込めるインスタントラーメンの匂い。匂いの主はいつも我が所属長だ。
上司の昼ごはんは毎日カップラーメン。金のない新入社員とかではない。たまに食べるインスタントラーメンは美味しいが、毎日となると飽きが来るはず。だがそのスタンスを変える様子はない。むしろ匂いを嗅がされるこちらのほうが飽きている。
インスタントラーメンで摂る栄養価。発明者安藤百福夫妻を描いた朝ドラ「まんぷく」では戦後の栄養不足を補う旨が述べられていた。ただ飽食の時代の今、インスタントラーメンだけでは栄養に偏りが出てしまう。かく言うワタクシも学生時代、1週間毎日カップラーメンを食べ、ふらふらになった事があった。
時を戻そう。早期退職を募った我が社で机の近いある先輩が辞めていった。正直、世渡りは上手く無かったが真面目な人だった。しかしその上司がその人をやたら苛めていた。側から見て他の同格社員と掛ける言葉が違うのだ。上司は人を見て言葉使いと態度を変える。見ているこっちは胸糞悪くなる。
インスタントラーメンばっかり食ってりゃ栄養も偏るけど、考えも偏るよな。これでも会社ではコンプライアンスを求められる部門長。でも身近でパワハラがあっても見て見ぬふりで知らん顔を通す。今も会社のケツを拭かされていると思ってる。ほとぼりが冷めたのち異動を待っているだろう。
メーカーには申し訳ないが、毎日インスタントラーメン食べてちゃいい仕事はできません。まともな判断なんて出来やしない。所詮、上司のデキもインスタントですから。
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