「コブラ会 シーズン1」を観る
Netflixで「コブラ会 シーズン1」を観終えた。「ベスト・キッド」から34年。続編がこのネット配信シリーズ。「コブラ会」のタイトル通り、ダニエルのライバル ジョニーが主人公。もちろんダニエルも主人公の一人である(トップロールはラルフ・マッチオ)。
空手大会でダニエルに敗れて34年。ジョニーは職を失い途方に暮れる生活。ある夜、同級生に襲われる高校生ミゲルを助ける。彼の空手を見たミゲルは教えを懇願。ジョニーは道場を開く事を決意する。そして所属していた「コブラ会」の名を冠すのだった。
「ベスト・キッド」の後日譚でありリメイク、社会問題を包含しつつ、スカッとさせる青春ドラマ。オリジナル「ベスト・キッド」未見なら先に観て欲しい。活かされたエピソードに頷くはず。「コブラ会」では視点を変えて同じ作品を見ることになる。
ジョニーらと同世代ゆえ、年を経ての理不尽さも身に沁みる。まして人生を好転させたダニエルとの対比、ジョニーの不器用さに感情移入。気がつけばジョニーと同じ目線で観ていた。
だからといってダニエルが敵役ではない。成功ゆえに見失ったものをジョニーとの再会、様々な出来事で取り戻していく。ミヤギとの思い出、「ベスト・キッド」がインサートされ懐かしさとほろっとするのは年齢のせい。ダニエルがロビーに空手を教えるところは「ベスト・キッド」。ワックス掛けも健在だった。
登場人物が多いものの、その関係と物語作りが巧く、1エピソード30分が短く感じる。あっと言う間に1シーズン10話を観終わった。ジョニーとダニエル、それぞれの師弟、親子関係、恋のゆくえ等、シーズン2への興味は尽きない。
強いて言えば日本語吹替版がない事、下ネタが少なくない事が難点。中学生以上むきか。トーナメント後の行方、そして最後の最後に登場したあの人がどんな波乱を巻き起こすか、配信中のシーズン2が楽しみだ。
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