ルパン三世 第4話「脱獄のチャンスは一度」を観る
ルパンたちは綿密な計画の上、巨大金庫を奪う事に成功。だが銭形に銃撃されたルパンだけ捕らえられてしまう。春夏秋冬、服役するルパンに迫る死刑執行。しかしルパンは一向に脱獄の気配を見せない。果たしてルパンの真意とは。
濃密なエピソード。ルパンと銭形の間を駆け巡る心理戦。動きの無いルパンに銭形は疑心暗鬼となり、術中に嵌まっていく。死刑執行に向け、達成感より寂しさを強くする銭形。その後の関係を知る側から見ても、このわずかなシーンで必要十分な描写だと思う。
痺れを切らせる不二子、それを邪魔しルパンを見守る次元が対照的。執行前、銃を渡す次元に拒むルパン。真意を聞いて納得、趣きあるセリフはその後のシリーズに相通じるもの。山田康雄、小林清志両氏の僅かな掛け合いに感じる、ルパン一家の中でルパンと次元の友情は特別だ。
大塚康生氏の作画、不二子が色っぽいんだよな。シリーズ前半を演出したおおすみ正秋氏による、笑いとシリアスのウェルバランスが堪らない。ラストシーンのセリフが粋だよね。ジャケットの色と共にエバーグリーンな一篇。
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