令和ディストピア
自民党新総裁誕生、今日には新総理選出の運び。とはいえ、"政権の継承"を謳う新総理であるから、7年半からの前総理継続政権でもある。こんな時に、コロナ禍なのに同じ政治が続くんだと嘆く。これまで以上の第3波必至の冬に向かって不安しかない。
いつの頃からだろう、コンプライアンスを横睨みする社会となった。コンプライアンス=法令遵守、一見当たり前の事。ただコンプライアンスより、求められるモラルはいい加減なものだ。例えば敬老の日があっても、老人を敬うような法律はない。後期高齢者に年金支給繰り下げ。挙げ句、定年延長なんて言い出す。
法律以前のモラルがいい加減だから、コンプライアンスなんて言われてもヘソで茶を沸かすようなもの。実社会はその歪みに喘いている。先の高齢者問題も然り。パワハラ、モラハラでニュースとして噴出するのは氷山の一角。長いものに巻かれろに閉塞感。その反動で「半沢直樹」がウケているのは当然。
前政権以降、よりメディア支配が強まった。2016年3月、一部報道番組のキャスター交代。パーソナリティの強い彼らの降板劇はその一環。かつて某ラジオ局の朝の報道番組もかつては中道だったが、今は政権寄りとなり、毎度ダイヤルを合わせなくなった。そこの夕方の番組も政権向けにお上手なコメントばかりで辟易。
電波メディアを抑え、ネットにSNS頼りの国民の意思コントロールは簡単。明細不要の内閣官房機密費でやりたい放題。多数派工作に印象操作。でもそれってアジア大陸の某国の政策と対して変わらない。コンプライアンスなんて口にするのも馬鹿馬鹿しい。残念ながら子供の頃に夢見た世界はディストピアとなった。
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