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2020/08/13

劇場版「スケバン刑事」を観る

日本映画専門チャンネルで録ってあった劇場版「スケバン刑事」を観た。1987年2月公開の春休み映画。当時今は無き地元の東映直営映画館で観た事が思い出される。あの当時、前売り券買って限定ポスター貰うのが流行りだったよな。

引退した2代目麻宮サキ。街でぶつかってきた少年を追い掛けると謎の男たちに襲われた。少年は地獄城と呼ばれる孤島から逃げてきたのだ。そして地獄城には三晃学園と呼ばれる学校があり、生徒は意思反し軍事訓練されていた。サキは生徒たちを救うべく立ち上がる。

昭和、東映らしい王道を往く少年少女向けストーリー。アラを言い出したらキリがない。今観ると逆に新鮮。アクション映画でありながらアイドル映画。現役を退いた麻宮サキが銀座あたりを歩く姿はグラビアっぽい。主題歌「楽園のDoor」いい曲だよね。青春時代が詰まっている。

この時の南野陽子の美少女ぶりは可愛くキレイの無双状態。劇場で観た当時、物語よりもナンノ目当てだったかも。そんな彼女も今や電脳雑伎集団の社長夫人としてドラマ「半沢直樹」を盛り上げたのは記憶に新しいところ。ナンノといえば、大学時代に彼女のファンだった同い年の寮生を思い出す。あのポスター大事にしてるかな?

それと「鉄仮面伝説」でブレイクした蟹江敬三さんが懐かしい。それまで悪役ばかりだった蟹江さんが西脇役で見せたニヒルさ、ユーモア。その後の活躍、「ガイアの夜明け」のナレーション等、本当に好きな役者さんだった。

同じ「ガイア」繋がりでは蟹江さんの後を受けた杉本哲太も登場。ロボトミー手術姿が痛々しい、というか思わず笑ってしまう。

そして地獄城を脱出した和夫を演じるのが坂上忍。「それってパワハラだよね」と言ったとか言わなかったとか(ウソ)。

敵役は伊武雅刀。伊武さんの怪演ぶりにターミネーター(1984)のアレンジ。限度を超えて投げたら腱が切れる改良版ヨーヨーを駆使し撃退。今見ても顔のダメージ表現(B-CLUB謹製)は中々。

「スケバン刑事」といえば暗闇指令。第1シリーズ放送中、エンドクレジットで暗闇指令?と出ていたが「長門裕之じゃん」ってみんな思ってた。でもこういう名優、ベテランがキャスティングされるからこそ、作品が盛り上がる。

大団円。ビー玉のお京=相楽晴子、雪乃=吉沢秋絵とオールスター、ラストに風間三姉妹が揃うあたりがシリーズものの良いところ。翌年に「風間三姉妹の逆襲」が劇場公開されたけど、そちらも放送されないかな。
200813

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