「アウターマン」を観る
今日はアマゾンプライムビデオで「アウターマン」をプラモを作りながら見。2015年公開、B級作品でお馴染みの河崎実監督による特撮ドラマ。
50年続く特撮ヒーローシリーズ「アウターマン」。大人から子供まで絶大なる人気を保っていた。一方日本の各地で地震やガス噴出が多発。すると間も無く、東京にテレビと同じ巨大なアウターマンが現れた。謎に包まれた正体。防衛省は兼ねてから調査していたシルビー星人に聞き出そうとする。
河崎実いうと「タモリ倶楽部」に出るおバカ映画監督のイメージが強い。しかし本作はオーソドックス。テレビ中の世界と現実世界をリンクさせ、実はアウターマンが...だったというオチ。でもそれを知ったからといって興味が削がれる事はない。かつての特撮ファンなら喜び必至。
明らかにアウターマン=ウルトラマン。その世界観、特撮、小ネタに至るまで気が配られている。欠番話の件は本家とは違う扱いだったが、物語のキモになっている。しかも昭和、平成の世界観ギャップまで立ち入り、イケメン俳優の台頭をちょっと皮肉る。
見どころは特撮作品出演者によるキャスティング。自分は半分 しか判らなかったが、ウルトラマンレオこと真夏竜さんの登場が嬉しい。シルビー星人を鼓舞する、レオを連想させるセリフが熱い。元スーツアクター役できくち英一さんが出ていたのも良かった。
本作は特撮モノを小バカにするような人には向かない。少なからず愛情のある人なら、物語や小ネタが琴線に触れる事があるだろう。81分と小品なので小さな子供と一緒に観ても良いかもしれない。
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