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2020/07/20

「機動警察パトレイバー the Movie[4DX版]」を観る

今夜はシネマサンシャインで「機動警察パトレイバー the Movie[4DX版]」を観て来た。4月にここで採り上げるも、4DX版の誘惑に負けて観てしまった。ちなみに4DXは5年前に観た「マッドマックス 怒りのデス・ロード」以来。料金は誕生月割を含めて2,200円と割高だが、終わってみたら悔いは無し。

今回は作品そのものの解説は抜きに、観る前から気になっていた点は二つ。サウンドリニューアル版との相性、そして4DXの効果。

まずサウンドリニューアル版は1989年公開時のドルビーステレオに対し、DVD化の折に5.1ch化を行ったもの。だが同時期5.1ch化したパトレイバー2と異なり、第一作はアフレコをやり直している。おそらくオリジナルのアフレコトラックを残していなかったか、それ以外の理由か。

実家で観るたび、5.1chサラウンドや音のキレより、親しんだオリジナル版音声で観てしまっている。だから今回、ベースとなった5.1chがどのように料理されているか、再録アフレコが4DX版を観る上で何処まで気になるかがカギだった。

もし同じように気になる人がいるなら、今回のサウンドリニューアル版は心配無用。それは劇場空間だから。

家で視聴した場合、モニタータイプのスピーカーであるため、ニュアンスの差が明確。まして声優たちの演技も微妙に異なる。だが劇場の場合は反響込みのシアターサウンド。そして音の差よりも大画面に集中。画の迫力から見入ってしまう。劇場サイズ、大画面というのはそういうもの。昔、長岡鉄男さんがホームシアターでスクリーンの大きさを優先していた意味を改めて感じた。

もう一つは4DXの効果。アヴァンタイトル「ヘヴィ・アーマー」から音、座席の動き共に激しい。時に風が耳を裂き、席を通して体を打つ重低音。音もシート込みの効果で立体感がある。

続いてタイラント2000とのバトルは次の見どころ。98が川に押し出されるところで全身を水しぶきが襲う。

そして方舟解体に向かう特車二課を待つ大嵐。水しぶきはタイラントの時の比では無い。でももっと水を感じたかった気もする。タオル用意してたけど。思った以上に気になったのがファンの動作音。4DXはシート、重低音、水、風、煙を数パターン組み合わせて演出しているよう。東京湾決戦、方舟に台風襲来。この時、ファン動作はMAXだったのかも。

そんな音と4DX、そして大画面による効果でパトレイバーを満喫。3ヶ月前に観ていようが、好きなものは好き。パンフレットが完売(入荷未定)していたのは残念だった。

200720

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