「ダークナイト【IMAXレーザー字幕版】」を観る
今日は「ダークナイト」【IMAXレーザー字幕版】を観てきた。クリスチャン・ベール主演、クリストファー・ノーラン監督作品。2008年公開。12年前劇場で観た「ダークナイト」は間違いなくバットマン作品の至高。そしてこのIMAX版は「真・バットマン」 とも言うべき圧巻のクオリティ。
これまで「フォードvsフェラーリ」「地獄の黙示録」「AKIRA」と3作IMAXで観てきたが、あくまでIMAXに最適化した作品。対して「ダークナイト」は公開時からIMAXカメラを本格使用した作品の触れこみがあり、当時もその優位性は感じられた。でも真価を発揮させるにはIMAXシアターがベスト。それが今、叶った。
なおIMAX作品はセンター、スクリーンが視野にほぼ入る後方最後列がベストポジション。これはホームシアターの鉄則でもある。当然、普段の劇場鑑賞でも同様。
とにかくIMAX版「ダークナイト」。これまでのIMAXスゲーを明らかに超えている。物語は実写作品で限りなく重い。にも関わらず画面からの膨大な情報量、ビルに立つバットマンを空撮遠影するカット、圧巻のカーアクション、ライブアクション全てに引き込まれる。2時間32分、長尺を意識させない凄み。
全編終始音も凄いのだけど、低音が下品じゃない。それでいてシートが揺れる程の体感がある。一番の見どころ、聴きどころはデント移送中のカーチェイス。タンブラー登場、バットポット追走、トレーラー大回転に至るまで全視界に展開され、聴感、体感をも刺激。観ていて思わず笑みが溢れる。
メイクという仮面を被ったヒース・レジャーの表情、演技の素晴らしさ。仲間を作らない孤高の悪。計画性を嫌う反面、戦い方は緻密。究極の悪ジョーカーがスクリーン、殊更IMAXで観ると凄みを増す。クライマックス、究極の選択を突きつけバットマンら、ゴッサムシティを追い詰める。
その他、物語について一回観てるし多く語らず。それでも作品の面白さは不変。もうすぐ上映終わっちゃうかもしれないけど、これ観ないと一生後悔しますよ。
追伸.映画が始まったと思ったら、ノーランの新作「テネット」の1シーン10分弱がIMAXバージョンでまるまる上映された。こちらも凄い。果たして予定通り9月上映できるか...
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