« 第87回日本ダービーをおうち観戦する | トップページ | 「マッドマックス2」を観る »

2020/06/06

「男はつらいよ」(4Kデジタル修復版)を観る

今日は映画館で「男はつらいよ」4Kデジタル修復版を観てきた。コロナ禍の最中、映画館は旧作であふれている。「男はつらいよ」は日本が誇るプログラムピクチャー。原体験、昔は寅さん大会なんてのもあった。これまでテレビで何度か観たけれど、第一作はまともに観た事が無かった。年始に「お帰り 寅さん」を観た経緯もあって足を運んだ次第。

東京浅草、帝釈天の団子屋とらや。20年ぶり、伯父夫婦に育てられた妹のさくらへ会いにやって来た寅次郎。感動の再会もつかの間、さくらの縁談をぶち壊してしまう。そんな時、寅次郎は隣の印刷工場に務める博に呼び出され対決する事になる。

実質48作続いていく中のファースト寅さん。テレビで見る寅さんは面白いが、劇場で観る寅さんはもっと面白い。これぞ劇場体験、大スクリーンに映る寅さん。立板に水の如き口上、一挙手一投足、表情に笑いが溢れるコメディアン渥美清の真骨頂。本作で何処か憎めない寅次郎は既に完成していた。おいちゃんの「バカだね〜」の一言のたび、思わずニヤけてしまう。

「お帰り 寅さん」でも思ったが、倍賞千恵子の輝き、可愛さといったら凄い。4Kデジタル修復版だからではない。ホント可愛いんだから。そりゃおいちゃんおばちゃんに啖呵を切っても、寅さんもさくらには頭が上がらないよ。ちなみに縁談壊したお見合い相手が広川太一郎とは思わなかった。セリフはほぼ無く、美声は聞けなかったけど。

さくらと博の仲を取り持ちながら、御前様の娘に惚れる寅次郎。ギャンブルに焼き鳥屋とデートするその姿が可笑しい。これってこち亀の両さんだよな。同じ浅草をホームとするこち亀が、寅さんにインスパイアされたのはいうまでもない。

第一作にしてロードムービーの要素、マドンナにふられるフォーマットも完成。笑って、笑って、そしてちょっとだけしんみり泣かせる。山田洋次の脚本もさることながら、山本直純の音楽がいいんだな。帰り道、寅さんになったような、つい主題歌を口ずさんでしまう。そんな昭和体験ができて楽しかった。
200606

|

« 第87回日本ダービーをおうち観戦する | トップページ | 「マッドマックス2」を観る »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 第87回日本ダービーをおうち観戦する | トップページ | 「マッドマックス2」を観る »