古馬任三郎の第87回日本ダービー予想
世界中猛威を奮っているコロナウイルス。近い頃ではSARSにMARS。100年前のスペイン風邪を彷彿されると言う人もいます。「歴史は繰り返す」は哲学者カール・マルクスの言葉ですが、立ち向かう姿は歴史に学ばねばなりません。
さて今年の皐月賞。コントレイルとサリオスの着差は半馬身。しかし勝ち馬コントレイルに着差以上の強さを感じます。道中は1番枠を利して脚を温存。4コーナーではロスを覚悟で外に出し、脚を伸ばしました。緩い馬場だったせいかサリオスは伸びあぐねいていましたが、しぶとさもありました。
でも思ったのです。「これってルドルフの勝った皐月賞みたいじゃない」と。
コントレイルがルドルフならサリオスはビゼンニシキ。血統、臨戦過程は異なるものの、レースの印象はまさにそのものでした。またコントレイルは一度背中はムーアに譲ったものの、クラシックは福永を主戦として臨んでいます。主戦による英才教育、福永がダービージョッキーであるのも心強い。矢作きゅう舎の勢いは言うまでもありません。
一方のサリオスは短期免許のレーンが主戦ながら、如何にも堀きゅう舎らしく3人のジョッキーが乗ってきました。中でも強さを見せたのは朝日杯。コントレイル、サリオスの背中を知るムーアはどちらが上と選ぶでしょうか。
ダービーはノースヒルズ VS絶対王者ノーザンFの戦いでもあります。出走頭数はノーザンFに譲りますが、ノースヒルズ勢も3頭、その1頭がコントレイル。生産、育成と経験を積んできたノースヒルズの最高傑作がコントレイルなら、シンボリ牧場のルドルフと重ねても間違いないでしょう。
当然本命はコントレイル。対抗はサリオスを外したいところですが、ノーザンFは侮れずに2番手。
単穴はディープボンド。キズナ産駒の名前が「深い絆」とは。もちろんノースヒルズ。和田の騎乗に期待。3連単5=>12,13=>総流し。2,3着の裏は買いません。総流しでガミらないように買いたいと思います。28回連続ダービー生観戦は潰えましたが、グッドレースを期待したいです。
「サリオスはビゼンニシキの夢を見るか?」いや「コントレイルはルドルフの夢を見るか」
古馬任三郎でした。
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