「ガメラ 大怪獣空中決戦」を観る
今日は巣篭もり生活。録ってあった「ガメラ 大怪獣空中決戦」を観た。実は初見。1995年公開。伊藤和典脚本、金子修介監督作品。特技監督に「エヴァ」の樋口真嗣が参加している事でも有名。のちに続編が作られている。
太平洋上を運行中のプルトニウム運搬船が謎の巨大環礁を発見、保険会社が調査に乗り出した。だが環礁は勾玉を残し、海中に消えてしまう。一方、時同じく九州姫神島で巨大鳥が発見された。3羽の怪鳥は島を襲い、人々を喰らう。政府は捕獲とために福岡ドームへ誘導するも、1羽を逃してしまった。その時、博多沖に巨大怪獣が姿を現す。
個人的なガメラ体験はテレビで見たもので、日米少年が主役に「ガメラマーチ」が流れる。マッハ文朱の出演したガメラなんてのもあった。だが本作はどちらかといえばゴジラシリーズ寄り、怪獣映画の王道を往く作り。特撮を全面に各地のランドマークを破壊、怪獣同士のバトルが見どころになっている。
物語はオーソドックス。超古代文明が生み出したギャオス、それに対抗するために生まれたガメラが永い眠りから覚め、戦う。何故、目覚めたかはゴジラに相通じる。勾玉に呼応する少女がスティーブン・セガール娘=藤谷文子が演じている。
テレビサイズで観てしまうとスケール感が乏しくなるのが惜しい。樋口真嗣による巨大感を意識した画作り。むしろ没入感ある劇場向きだと思わせる。特撮レベルはガメラオリジナルから大きな進歩だが「シンゴジラ」からは隔世の感。でも特撮ファンから見ればそこがいい。
ギャオスを倒し消えていくガメラ。そこに向かって放たれるセリフ「ガメラが助けに来るのは限らない。次に備えなければ...」未確認生物への対抗策、備えるとはそういうもの。コロナ渦、この2ヶ月間何やってたの?ホントこの国の政府にはしっかりして欲しい。
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