「ウォーキング・デッド シーズン3」を観る
WOWOWで放送された「ウォーキング・デッド シーズン3」を観終えた。新たな生活の場を得たリックたち。一方、ウッドベリーと呼び街を統治する総督との敵対、崩壊した世界をどのように生きていくのか。
シリーズ冒頭、リックにとって大きな出来事...喪失と混沌の中、ウォーカーと戦っていく。本シーズンを通して再び人間性を取り戻すリック。シーズン最終話、陽射しが注ぐ中の幻。同様に柔らかな陽射しの中を歩くウォーカーと共に静かに終わっていく。
本シリーズは総督の登場でサスペンス性が増している。人間性を無くした彼こそ、リックたちグループの対局。言葉巧みに人間性を突くがあくまで表面的。残虐な本性が次々と現れていく。ただそのキッカケも悲しいものであったのだが。
もう一つの軸がダリルとメルル兄弟の物語。総督側のメルル、囚われの身となったダリル。総督の課す試練、兄弟の対峙。仲間を大事にするダリル、不器用ながら弟を想うメルルの行末。ミショーンとの道中、メルルのとった行動が泣けてくる。
ダリルを演じるノーマン・リーダスのナイスバッドガイぶりに惚れつつ、メルルを演じるマイケル・ルーカーがいい。振り返ってみれば彼のフィルモグラフィで「デイズ・オブ・サンダー」でトム・クルーズの好敵手、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」では親分ヨンドゥを。ちょっと悪人面だが、憎めないいい奴、名バイプレイヤーだ。
「ウォーキング・デッド」に感じるのは、毎週「太陽にほえろ」の殉職シーンを見ているような切なさ、つらさ。シリーズも長くなれば好きなキャラ、思い入れが出てくる。生死に関わらず、お気に入りのキャラが窮地に陥ると先に進めない。マギーが総督に捕えられるとしばらく観るのを止めてしまったほど。
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