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2020/01/05

「エンド・オブ・キングダム」を観る

昨日に続き、Amazonプライムで「エンド・オブ・キングダム」を観た。ジェラルド・バトラー演じるシークレット・サービス、マイク・バニングの活躍を描くシリーズ第二弾。

イギリス首相が急逝し、国葬が行われるロンドンに西欧首脳が集まっていた。バニングは大統領に帯同、警備を進めるもセントポール大聖堂でテロリストの襲撃に遭ってしまう。最悪のテロに見舞われるロンドン、追い込まれるバニングと大統領。果たしてバニングは大統領を守り抜く事ができるか。

シリーズ一貫したテロリズムとの戦いも本作の描写は頭抜けている。ロンドン陥落、ランドマークを次々に破壊、人々が銃弾に倒れていく姿が痛々しい。前作のCG表現を超え、これがなかなかの観どころになっている。

もう一つの見所が製作当時の流行ともいうべきFPS表現。救出に向かうバニングに飛び交う銃弾、繰り返される爆発。しかも編集抜きの1カット、長回しでその臨場感たるやとにかく凄い。ジャンプするバニングを追い掛けるカメラワーク!、このシリーズの進化といえる。

そしてシリーズとして前作のキャラクターが再登場。ブッシュ家顔の大統領はアーロン・エッカート、モーガン・フリーマンのトランブルは副大統領になったのね。彼らのセリフの端々にシリーズのトリビアが溢れている。今回登場しない大統領の息子でさえ、その成長が伝わるもの。

今回のバニングは家族が増える立場。上司のジェイコブスとの会話がエンディングの伏線となる。「エンド・オブ・ステイツ」の子はそうだったのね。本シリーズの政府役人は馬鹿じゃない。だからこそのリアリティ。話の荒唐無稽さを打ち消す程に。

このシリーズ、間違いなく製作も兼ねるジェラルド・バトラーのライフワーク。第四作も期待したい。いずれジャック・バウアーのように娘と働く日が来るかもしれないね。

200105

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