「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」を観る
今夜は「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」を観てきた。北條司原作、アニメも大人気だった「シティーハンター」の実写版。フランスでは「NICKY LARSON」のタイトルで知られる。日本配給はクセモノ作品公開でお馴染み、あのアルバトロスフィルム。
ある画期的機能を持った香水を探し出すよう、リョウに依頼があった。カオリとともにアタッシュケースごと奪うも中身がすり替わっていたのだ。間違って手に入れたアタッシュケースを持ったのはジルベール。だがふとした事でその香水の機能に気付いてしまう。すると彼はある想いを胸にニースへ向かうのだった。
シリアス1割(槇村兄妹のくだり)、アクション2割、お笑い7割。ほぼエッチなアクションコメディ。でも原作マンガ自体、そんなテイストだからある意味忠実な実写化と言える。加えてフランス映画らしいエッチな雰囲気も合っている。我々男子にとって目の保養になるシーンも多い。
全般そんな感じなので、心に残るような作品ではない。でも楽しんで作っている感じは伝わってくる。マンガ、アニメの世界観をコスチュームや小道具などで再現。アクションシーンは玉石混淆、スローモーション多用のカットはありきたりだが、おおっと思わせるカットもあった。そしてエンドロールはあの曲が流れて思わず嬉しくなる。
なお本作は日本公開向けにローカライズ。日本語吹き替えに加えリョウ、カオリら主要キャラ名を原作通りにしている。ただ映画の舞台はフランスだから違和感は多い。その点は脳内補完して欲しい。個人的にはフランス語版「NICKY LARSON」としてもう一度観てみたい。
神谷さんが脇に回ったのもアニメの世界観を守りたい配慮なのかも。それにしても日本語吹き替え陣は器用だよね。WOWOW等で放送の際は是非両バージョンともお願いします。
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