« ついにスズキスイフトスポーツを手に入れる[納車篇] | トップページ | ついにスズキスイフトスポーツを手に入れる[ナビ・オーディオ篇] »

2019/10/05

「ジョーカー」を観る

今夜は盟友N氏と「ジョーカー」を観てきた。バットマン最強の好敵手、ジョーカー誕生を描く。

アーサーは母と二人暮らし。コメディアン志望にその場を求め、ピエロを演じるアルバイトを続けていた。ある日、電車内で3人の男に絡まれたアーサーは衝動の中、銃口を彼らに向けた。やがてアーサーは警察から追われる身となっていく。

ホアキン・フェニックスが渾身の演技。ジャック・ニコルソン、ヒース・レジャーと似て非なるジョーカー像を作っている。研ぎ澄まされた肉体に笑み。その裏に隠された過去、母との関係。一つ一つのエピソードが積み重ねられたのち、アーサーはジョーカーとなる。緊迫感溢れる展開に最後まで見逃せない。

「ダークナイト」ではバットマンとジョーカーとの違い、境界線が描かれたが、本作は我々とジョーカーの境界線を問う。そしてジョーカーの姿に共感している自分がいる。差別、貧富の差、病んだ社会に声を上げる姿が痛々しい。

かつて「バットマン」を観た頃、犯罪都市ゴッサムシティは架空の街と思っていた。しかし現実が追いついた。世界各地でゴッサムと同じ姿が映る。言葉に酔う政治家に貧富の差、モラルハザードと日本そのものではないか。

物語はジョーカー誕生を骨子に「バットマン」シリーズとの接点、伏線が出てくると思わずニヤけてしまう。終盤、紫のスーツ姿にティム・バートンの一作目を思い出したほど。マーベルと違い、単品で突出した傑作を生まれるのがDCの良さ。「ジョーカー」はあの「ダークナイト」に並ぶ傑作である。

追伸:冒頭、懐かしいワーナーのロゴが現れ嬉しくなる。まさか「探偵マイク・ハマー俺が掟だ」が始まってしまうかもと思ったほど(笑)。

191005 

|

« ついにスズキスイフトスポーツを手に入れる[納車篇] | トップページ | ついにスズキスイフトスポーツを手に入れる[ナビ・オーディオ篇] »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ついにスズキスイフトスポーツを手に入れる[納車篇] | トップページ | ついにスズキスイフトスポーツを手に入れる[ナビ・オーディオ篇] »