「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」を観る
今日は映画の日という事で「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」を観てきた。前作のヒットを受けての続編。そして本作より本格的に東宝、レジェンダリー=ワーナーが仕掛けるモンスターバースが始動する。
ゴジラ上陸から5年。秘密機関モナークは世界各地で巨大生物の研究を続けていた。オルカと呼ばれる生物に同調できるシステムを開発したエマ博士。だが実験成功の後、謎の武装組織に娘マディソンと共に誘拐されてしまう。やがて世界各所で巨大生物、怪獣たちが活動を開始。復活したゴジラと謎のモンスターゼロが激突する。
東宝特撮ファン待望、ついにキングギドラがハリウッドデビュー。操演ではないCGギドラ。我ら世代には響く、ゴジラ最強のライバルのスクリーン登場に興奮した。モスラやラドン共々、デザインには一言あると思うが、決めのビジュアルがかっこいい。
それを強く支えるのはアレンジを最小限に留めた伊福部昭のオリジナルスコア。金管系を意識した音楽をオマージュ。ギドラと対峙したゴジラの姿が神々しく、思わず鳥肌が立った。さらにエンドロールでは更なる感動が待っている。
矢継ぎ早に登場する怪獣たちとその目的。前作のような説明めいた部分はあまり無く、怪獣同士のバトルがメインとなる。これこそゴジラシリーズ(2作目以降)本来の良さであり、ハリウッドらしい描写で余りある程の迫力。前作同様、ウェルメイドな親子愛も見せるが、彼らをこれまでのゴジラシリーズにないカメラワークで追い掛けるのが良かった。
キングギドラの影に隠れているが、悪役チャールズ・ダンスも「ラストアクションヒーロー」以来でいい。でも年取ったなぁ。ただ本作を観ると未見の「キングコング: 髑髏島の巨神」も観なきゃいけないだろうし、そして次作のハリウッドゴジラもね。
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