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2019/02/22

「アリータ:バトル・エンジェル」を観る

今日は木城ゆきと原作「銃夢」を映画化、ジェームズ・キャメロン脚本・制作の「アリータ:バトル・エンジェル」を観てきた。監督は「デスペラード」シリーズのロバート・ロドリゲス。

26世紀。世界は空中都市ザレムと地上のアイアンシティに二分されていた。ドクター・イドはアイアンシティの鉄屑から置換体サイボーグを見つけて再生する。それこそ300年前の戦争に投入、失われた技術で作られたものだった。イドは彼女をアリータと名付ける。アリータは新世界やフューゴとの出会い、そして記憶の断片を追いつつ自らの運命を切り開いていく。

原作マンガはサイバーパンク全盛の90年代。キャメロンによる映画化が囁かれてから何年経つだろう。独特の世界観に溢れたSF大作。原作の影響もあるだろうが、彼の作風らしく強い女性像で描かれている。

まず公開前から話題になっていたアリータの目。さすがに冒頭30分は気になった。ついでに言わせてもらうと世界観もイマイチ入り込めなかった。だが彼女が本能のまま、戦いに赴くと物語の流れは変わりグイグイと引き込まれる。そして登場人物それぞれの運命が交わり、ラストに向かって突き進む。

アリータ追う物語ではあるが、アクションシーンこそが本作最大の見どころ。スピード感溢れるモーターボール、そしてハンターウォリアー同士のバトル。そしてサイバーパンクたる肉体と機械の融合したビジュアル。またキャメロン印らしい彼へのオマージュも散見された。

物語は節目を迎えつつ、アリータの新たな戦いに向けて終幕。ヒット次第で続編もあり得るだろう。

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