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2019/01/06

「マンハント」を観る

今日は仕事始め。出勤前に昨夜WOWOWで録ってあった「マンハント」を観た。かつて高倉健主演「君よ憤怒の河を渉れ」は中国で大ヒット、その作品をジョン・ウーがリメイクした。日本から福山雅治、國村隼、竹中直人らが参加した大作だ。

ある日、国際弁護士のドゥ・チウは女性殺しの容疑者に仕立てられてしまう。逃亡を図るドゥを執拗に追い駆ける刑事・矢村。だがドゥの濡れ衣はある事件を隠ぺいするものであった。ドゥは警察、そして隠ぺいを進める組織に追われる事になる。

まずこの映画のオリジナル「君よ憤怒の河を渉れ」はトンデモ映画である。その事を踏まえないと本作の面白さは伝わらない。いくつかの演出はむしろオリジナル通り。例えば突然、女性殺しと名指しされる件はまさにそれ。あまりに唐突過ぎて笑ってしまう。いやオリジナルに似すぎて、と言ったほうがいい。とにかくオリジナルは唐突な展開が数多く、それらもいい意味で踏襲されている。

ただ「君よ憤怒の河を渉れ」は70年代の作品であるから、逃走手段は本作用にアップデートされている。たださすがにオリジナルにあるような、一般人が見も知らぬ飛行機を操縦するという事は無かった。オリジナルとは違う形で馬も出ていたし。そう、「マンハント」は「君よ憤怒の河を渉れ」との比較を楽しむ映画なのだ。

そして本作をジョン・ウーが監督した事が重要。白い鳩が飛ぶのは言うまでもない。殺陣もジョン・ウーらしく踊るように魅せて美しい。最後に登場する組織のアジトやアクションは「フェイス/オフ」を思わせる。

本作はドゥと矢村の交流がやや早すぎるのが欠点か。また桜庭ななみは好きな女優だが、本作の世界観にはミスマッチ。他の出演女優(周りはほぼ中国人女優)と比べると子供に見えてしまう。

ただ作品冒頭、主人公が「君よ憤怒の河を渉れ」のテーマを口ずさむところが泣かせる。この作品の準備期間に健さんへオファーしたと聞く。残念ながら実現しなかったが、ジョン・ウーは健さんの面影(勝手に健さんがスキャットしてると思ってるけど(追:Youtubeで見たら違う人らしい)。今もこのサントラが欲しい)をスクリーンに甦らせた。誰に何と言われようが、このオープニングだけで満足だ。なおWOWOWでは「君よ憤怒の河を渉れ」も併せて放送。是非、比較してもらいたい。

190106

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