「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」を観る
今日は人気シリーズ最新作、トム・クルーズ主演「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」を観てきた。タイトルナンバリングが無くなって何作目か分からなくなったが、今や夏に欠かせないアクション・ムービー(ちなみに7作目との事)。世界同時核テロ、プルトニウム強奪を巡り、イーサン・ハント率いるIMFチームが挑む。
そもそもストーリー云々を問うような作品では無いが、今回はこれまでに比べ最も前作との結び付きが強く、シリーズ初めて続編的意味合いが強い。また登場人物をめぐりシリーズを通じた小ネタも散見された。少なくとも前作「ローグ・ネイション」は観ておいたほうがいい。
「ミッション:インポッシブル」らしく騙し騙されが続くが、そこもお約束。特に冒頭は第一作を思わせニヤリとさせられた。
もちろん見どころはアクションだ。パリ市内を車、ハイスピードで突っ走る。既視感たっぷりながら好意的にあの名作のオマージュと感じた。それだけでなくとにかくトムが走る、跳ぶ、躍動する。シリーズ二作目以降、トムがアクションにこだわる、活劇たる映画の醍醐味に溢れている。たとえ撮影でトムが骨折しようが、作品中のイーサン・ハントは不死身だ。
また男子からみれば、レベッカ・ファーガソンの続投も嬉しい。彼女のアクションが華を添える。ラロ・シフリンのテーマ曲に血湧き肉躍り、さらにおなじみルーサー、ベンジーと「スパイ大作戦」らしく、男女混合チーム戦でクライマックスを迎える。
観ていて思ったのは、本作は大スクリーン向きだという事。2Dであってもこれほどの奥行き感、迫力を感じるのだ。逆に3Dだと、メガネ方式を間違えば経験からも面白みは半減。字幕派であれば迷わず2D版をオススメする。暑い夏だからこそ、劇場で本作を涼しく楽しんで欲しい。
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