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2018/05/04

「I AM YOUR FATHER/アイ・アム・ユア・ファーザー」を観る

WOWOWで録ってあった「I AM YOUR FATHER/アイ・アム・ユア・ファーザー」を観た。今日は何と「スター・ウォーズの日」。これはホント、無意識に朝から観始めてた。

映画界屈指の悪役ダース・ベイダー。製作当時、キャスティングで白羽の矢が立ったのが、2メートルの長身である俳優デヴィッド・プラウズだった。彼はスクリーンでその存在感を存分に発揮、映画は大ヒットする。だが反面、様々な障害に会い「ジェダイの帰還」のクライマックス撮影を迎えた。そして上映された作品で彼は始めて"ある事実"を知る事になる。本作は彼の半生を追ったドキュメンタリー。

ダース・ベイダーは声をジェームズ・アール・ジョーンズ、スーツアクターとしてデヴィッドが演じたというのがこれまでのファンの認識。だが本作を観てその考えを改めたい。彼の経歴、あらためて「スター・ウォーズ」の各シーン、特に「帝国の逆襲」でルークに手を差し出す姿は、彼無くしては成り立たないと思わせる。

長身と重量挙げで得た体格を活かし、ハマー・フィルムのホラー作品でキャリアが始まったデヴィッド。彼の努力、「帝国の逆襲」まで彼なりに現場を楽しんでいた事も伝わる。そして「ジェダイの帰還」。監督との確執、そしてクライマックスでの交代、あるリーク記事の出元として犯人扱いされ、同作公開後にルーカスと袂を分かつ事に。

「ジェダイの帰還」公開から30年以上。2010年にはルーカスフィルムから公式イベントへの出入り禁止となる。だがその背景に本作はメスを入れる。リーク記事の新聞記者を取材、潔白が証明されるが、当時のプロデューサーは「そういう可能性もある」とひと言だけと呆気ない。

デヴィッドは自身の知名度を活かし、交通安全活動などに貢献。小規模のイベントに現れ、ファンと交流する姿。欲のない人だと伝わる。もしそうでなければ、弁護士を立ててルーカスフィルムを訴えるだろう。

このドキュメンタリーの制作者はデヴィッドに「あなたでクライマックスの撮り直しをしないか」と持ちかける。彼は受諾するも、ルーカスフィルムはデヴィッドとダース・ベイダーを同じ場面に撮る事を許さなかった。そこで彼らはあくまで個人上映会としてあのシーンを撮影する事になる。そして80歳を超えたデヴィッドが見たものは。ルーカスフィルムが許諾しない以上、その表情から判断するしかない。

プロデューサーの言う通りに撮影当時、デヴィッドがアナキンとして顔を現すのに年齢不相応ではと思う点は否めない。ただルーカス側がダース・ベイダーを他のキャラクター以上に占有、固執している事が判る。だがサーガ3部作を通しベイダーを演じたデヴィッドの功績は忘れてはいけない。

ディズニー傘下となったルーカスフィルムはよりビジネスライク。関係が改善される余地はないだろう。でもこのドキュメンタリーの中身は一つの事実。その点で興味深い。

180504

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