「第85回日本ダービー」を生観戦する
今日は東京競馬場へ「第85回日本ダービー」を観に行ってきた。ここのところ週末は変則休み。出勤で行けなかった前日祭の翌日、先発隊がスタンド好位置を取っていてくれた。今年は前夜から開場待ちの人が例年に比べ多く、席取りに失敗。ただ組長の元同僚が席を譲ってくれたのだそうだ。最も運の強い馬が勝つダービー。どうやらここで運を使ってしまった気がしてならない。
午前のレースは見。午後は6レースから始めた。8レースは的中したもののトリガミ。9レースは去年よく買っていたクリノヤマトノオーからで撃沈。ダービーに向けて暗雲が立ち込めてきた。
戦前、組長と今年のダービーにはドラマがないと話す。そこで本命はステイフーリッシュ。車台の勝負服、鞍上横山典で大好きなハーツクライ感が漂う指名。馬体が450キロを割っていなければ買う事に決めていた。馬連、ワイドで総流しをかける。
本馬場入場で一番人気のダノンプレミアムがゴール前を横切る。歓喜と興奮でテンションが上がる客席。でもその代わりダノンはイレ込んだような。なぜ川田はさっとスタート側へ導かなかったのかと思った。
レースは戸崎のエポカドーロが逃げる展開。田辺のジェネラーレウーノは二番手を進む。皐月賞と位置取りは逆。この並びでペースは平均以下に決まったといえる。なぜ田辺は思い切って逃げなかったのかと思った。
向こう正面、目を引いたががワグネリアンの位置だった。すでに先団につけ、直線では最も手応え良く伸びてくる。19回目の挑戦となる福永が先頭ゴールした事で、今年ダービーはドラマチックな盛り上がりを迎えた。ウイニングラン、歓声に応える福永とワグネリアン。競馬一家父子の悲願に、ファンとして馬券が外れて感動できる競馬は本当に久しぶりだ。
ターフビジョンに映ったレース映像。最悪の外枠で逆に腹の座った福永の積極策。落ち着いたペースと強引に先団へ付けた位置どりが見事に噛み合った。優勝騎手インタビューで過去の騎乗馬が挙げられていたが、今日という勝つべき時だったこそ勝てたのかもしれない。リアルスティールで馬券に負けたダービーも今は本望に思う。
そして驚いたのが、前の列に座った若者が3連単を当てていた事だ。興奮に周りの我々に当たり馬券を見せていた。それにつけてもコズミックフォースは普通に買えないよ。身の丈を考えれば、自分は馬連ハンターだから。
続く11レース薫風ステークスもやられ満身創痍。そして大一番?目黒記念を迎えた。本命はノーブルマーズ。ここから馬連、ワイド総流し。結果はご存知、2着を死守。直線は「高倉!」と絶叫させてもらった。3着がパフォーマプロミスでなければ、と言ったら贅沢か。赤字解消と足代、帰りに日高屋でささやかな食事会でチャラ。ダービーデーっていいね。(終)
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