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2018/04/30

「天皇賞・春」を観る

久しぶりの競馬話。今年は急な異動で頭が回らず、全く競馬は当たっていない。そんな中、昨日はG1「天皇賞・春」が京都競馬場で行われた。実家で子供と五月人形を出す合間のテレビ観戦。

まず思ったのは開幕2週目京都の高速馬場への対応。あのオルフェーヴルでさえ対応できなかった。だがその頃と異なり、JRAの競馬場はエアレーションが行われており、パンパンの高速馬場では無くなった。中距離でスローとなれば上がり33秒前半決着となるが、春の天皇賞は芝3200メートルの長距離戦。スピードだけでなく、そこそこのスタミナは問われる事になる。

そこで白羽の矢を立てたのがレインボーラインだった。目立つ長距離戦実績。これまでは渋った馬場での活躍が目立った馬。そしてステイゴールド産駒である。ただこの日の午前、ステイゴールド産駒は芝の3歳未勝利、長距離戦で1、2着独占していた。

そんなレインボーラインの鞍上は岩田康誠。4年前、本ブログで彼の騎乗に疑問を投げ掛けた事がある。フェアプレーと言い難い、インターフェアギリギリの騎乗は他の騎手に危険をもたらすからだ。そして被害を受けた後藤騎手は2度目の復帰後、突然の出来事で帰らぬ人となった。

岩田騎手は2014年以前と2015年以降で大きな変化が訪れる。これまで手厚いサポートだった社台系の馬質が変わったのだ。2014年以前は2割近い勝率が、2015年以降は7%と1割を大きく下回っていた。2015年とはデムーロ、ルメールのJRA騎手免許通年取得と重なる。エージェント制のマイナス面と相まって有力馬が集まらなくなった。

もちろん先の出来事がメンタル面で影を落とす事もあったろう。アグレッシブな騎乗も影を潜めた。

そして今回の天皇賞・春。岩田とレインボーラインはスローな流れを後方待機。2周目の向こう正面、有力馬が動く中で折り合いに専念し、勝負どころを待つ。溜めた脚は直線に入って爆発。岩田の手綱でシュヴァルグラン、クリンチャーの内をすくう事で出し抜けを喰らわし、並ぶことなく差し切った。これは明らかに岩田のファインプレイだ。おかげで馬券は的中した。

だが緊張が訪れる。岩田が下馬したのだ。下馬した後のレインボーラインの歩様もおかしい。最悪の結果も想定されたが、のちに「右前肢ハ行」と発表された。

岩田の勝利騎手インタビューは神妙だった。勝った嬉しさより、明らかに愛馬への心配が感じ取られた。これまで岩田から受ける印象は単純だがストイック。だがそれ故に無謀とも思える騎乗が目立った。しかし先の出来事が彼の競馬観を変えたのは事実。じっと噛み締める岩田の気持ちが伝わってきた。

賛否ある岩田の騎乗だが、ここ一番の勝負強さは随一。デムーロ、ルメールに加え一流外国人騎手の活躍ばかり目立つ中、日本人騎手の一人として頑張ってもらいたい。

180430


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