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2018/04/29

ついに「24 -TWENTY FOUR-」を観終わる

ついに「24 -TWENTY FOUR-」を観終わった。観始めたのはアナログCS放送、FOXチャンネルで2004年10月。だがSeason2を観終えた2005年を最後に頓挫する。再開したのは去年秋。一番大きかったのはFireTV StickとAmazonプライムの存在。ディスクを借りる、入れ替えるのだけでも負担。観続ける中でTV、PC、タブレットとデバイスを問わないのも大きい。

なお全24話を8シーズン、Season6と7の間を取り持つ2時間完結が1話、そして全12話の「リブ・アナザー・デイ」で完結。最新シリーズ「レガシー」もあるが、ジャックは出ないしAmazonでは課金対象なので観ていない。

Season1の頃の評を読むと「主人公のキーファー・サザーランドは地味」「魅力的なキャラクターは皆無」と断じていて恥ずかしい。そして全シーズン完走してみると、キーファー演じるジャック・バウアーの救われない主人公への感情移入が強い事に気づく。「関わる者は皆不幸になる」と言われ、シーズンを進めるたびに身近な人が死んでいく。「24 -TWENTY FOUR-」は世界的テロを題材にスケールは大きいが、実はジャックを中心とした極めてパーソナルな物語だったのである。

ジャックを中心にアルメイダ、クロエ、歴代のCTU支局長と発生するテロ事件。基本的にCTU内部のスパイが問題を大きくさせる事や、ジャックの決め台詞「クソーっ」とお約束もあるが、毎シーズン最終第24話に向けてどのように展開していくかが楽しみだった。

個人的に一番嬉しかったシーンはたぶんSeason4だと思うが、絶体絶命のジャックにCTUを辞めたアルメイダが颯爽と助けに来るところ。心の中で「待ってました」と呟いたよ。その後、アルメイダとの因縁は悲しい形で結んでいくのだけど、彼の存在は忘れる事はできない。

もう一人のキーマン(ウーマン)は言うまでもなくクロエだ。Season8、9のラストでのジャックとのやり取りは心に響く。ジャックにとってどれだけ心強く、修羅場をくぐり抜ける力となったか。フューチャーフォン、PDA、スマホとデバイスは変遷、最先端の情報戦での彼女は、そっけない対応に反し個性的で光っていた。

もちろんパーマー大統領や最も頼りになった支局長ブキャナンの存在も捨て難い。テレビシリーズに不可欠な吹き替え陣も秀逸。それに気になったキャラは挙げていけばキリがない。そして本作の最悪役賞はやはりチャールズ・ローガンだろう。気弱な大統領がやがてジャックの脅威となる。最後の最後まで嫌な奴だった。それだけ演者のグレゴリー・イッツェンが秀逸だったという事だけど。

ジョジョと共に朝から「24 -TWENTY FOUR-」な毎日だったが、これで終わり。でも忘れた頃にまた観出すんだろうなぁと。

180429

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