「ガイアの夜明け 下町ボブスレーの"真実"」を観る
今日はテレビ録画してあった「ガイアの夜明け 下町ボブスレーの"真実”」を観た。ピョンチャン五輪終了に合わせたように、下町ボブスレーとジャマイカ代表の一件に関し独自取材で迫った回。
下町ボブスレーはライバル社に2秒遅れた事、一部レギュレーションを満たしてなかった等を理由にジャマイカ代表が使用を見送った。これをYahooニュース他で報道、下町側は非難を浴びた。しかしその問題の根幹には、ボブスレー所以の狭き業界と利権構造があったようだ。またのちに報道された通り、辞任したドイツ人コーチの存在も大きくあった。
ステップレースであるワールドカップに下町ボブスレーが届かなかった事、タイミング良くラトビアBTC社のボブスレーが用意されていた事、そしてそのボブスレーにジャマイカ代表のラッピングが施されていた事など、まるで仕組まれたような出来事の連続。またジャマイカが秘密裏に行われた比較テスト(下町VS他社でタイム差無し)の件も番組で明かされた。
正直、これならジャマイカも下町を選べばいいじゃんと思わせる。「乗らない奴には分からない」とドイツ人コーチに揶揄された反面、下町側に技術的なアドバンテージ、ポテンシャルを感じない事もない。ただこのプロジェクトの纏め役の方が「関わった6年間ソチ、ピョンチャンと短期の目標で動いていた、それが問題」と挙げていたのは見逃せない。事実その通りだと思う。
そしてもう一点。何故、ジャマイカなのか。やはり日本選手に使ってもらえる事の方が大事なのでは。確かに日本が世界と戦うスポーツで、全ての技術サポートが日本企業とは限らない。しかし番組を通してみて機体作りこそ日本向きと思わせた。大企業が喰いつかないならなおさら。日本人はチームジャパンって言葉の響きに弱い。まだ6年じゃないですか。いつかこんな事があったと回顧できるといいけど。
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