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2018/03/12

「第90回アカデミー賞授賞式」を観る

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WOWOWで録ってあった第90回アカデミー賞授賞式を観た。3時間を超える全長、字幕版の放送。司会は昨年と同じジミー・キンメル。オープニング、作品賞発表での失態を早々にジョークで皮肉る。加えてコメントの最も短かった受賞者にジェットスキーをプレゼントする趣向。現れたジェットスキーの横にはヘレン・ミレンが立つというこれもオスカーならでは。ちなみに作品賞のプレゼンターは昨年のリベンジ、「俺たちに明日はない」公開51周年のフェイ・ダナウェイとウォーレン・ベイティだった。

なお昨年の授賞式同様、ファンを巻き込んだドッキリ企画も登場。こういうノリは日本の授賞式では.あり得ませんな。でも観ていて楽しい。

会場全体の一体感はまさに年に一度、ハリウッドの祭り。作品賞、主演賞、助演賞に限らず旧作を繋いだ短編が印象的。こればかりでなく終始、映画ファンを楽しませようとする心意気が嬉しい。この一年亡くなった功労者を平等に悼むのも同様。これも安易なインタビューや賞レース予想を聞かされる日本の授賞式とは一線を画する。

今年のパフォーマンスは歌曲賞が中心。受賞は「リメンバー・ミー」だったが、個人的には「グレーテスト・ショーマン」の楽曲パフォーマンスが大迫力で素晴らしかった。

授賞式で目立っていたのは先のセクハラ問題、多様化への対応だろう。主演女優賞のフランシス・マクドーマンドの受賞スピーチにもあるように女性の台頭、平等を改めて訴えていた。そんな中プレゼンターのジェーン・フォンダとヘレン・ミレンのやり取りが面白かった。女性二人のプレゼンターは彼女たちに限らず、数組登場。ある意味、今年は変化点なのだろう。

昨年、一昨年とメキシコ勢の受賞があったが、今年も監督賞がギレルモ・デル・トロが受賞。そして作品賞も彼の作品と単なるハリウッドメイド、アメリカ発に拘らない時代となった。またまさに作品賞「シェイプ・オブ・ウォーター」は多様化の最たるものである。

作品賞「シェイプ・オブ・ウォーター」は良い作品だが、従来の指標なら「スリー・ビルボード」や未見の「ゲット・アウト」だろうと思う。ただデル・トロ監督の映画作りの拘り、クオリティ、そして世界の最たるハリウッド発、多様化の末での新たな指標による選出と思う。

最後にメイクアップ賞受賞の辻一弘さんおめでとうございます。ゲイリー・オールドマンに「君でないと役を引き受けない」と言わしめ、ゲイリーも主演男優賞を受賞。是非「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」も観たいですね。

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