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2017/05/06

WOWOW「リーサル・ウェポン Season1」第1話を観る

WOWOWで録ってあった「リーサル・ウェポン Season1」第1話を観た。メル・ギブソン主演の大ヒットアクションシリーズ「リーサル・ウェポン」のドラマ版。原案、第1作脚本のシェーン・ブラックもドラマ版の脚本に名を連ねる。オープニングタイトル、スタッフ名のフォントもオリジナルを踏襲、ファン心を刺激する。 ただドラマ版の製作総指揮がマックGと判るのにさほど時間は掛からなかった。

マックGというと、ド派手アクションと懐かしドラマをミックスするフィルムメーカー。かつて映画版「チャーリーズ・エンジェル」2作をヒットに導いたが、その中身はプアだった。また「ターミネーター4」もあまりに正攻法で撮ったため、普通のSFアクション映画に終わってしまった。この人の手腕は未だ推し測り難い。

第1話だけで恐縮だが、結論を言うと映画版のカタルシスはない。演者が違う事、テレビドラマゆえの希釈さはやむを得ない。アクションもそれなりにアップデート。シェーン・ブラックの脚本ゆえ、短時間の第1話ながらリッグスのキレぶり、家庭第一のマータフと一様の韻は踏んでいる。

ただそれよりも許せない事。このドラマ版は「リーサル・ウェポン」の魅力を読み違えている点が一つ、それは音楽だ。リッグス、マータフの個性、友情はブルースなんだよ。「リーサル・ウェポン」を今風の軽いビートで語って欲しくない。まるで気の抜けた炭酸ジュースのようだ。

映画版の音楽は最強コラボだった。あのエリック・クラプトンに名サックス奏者のデイヴィッド・サンボーン、そして90年代アクション映画に欠かせなかったマイケル・ケイメン(故人)の3人によるもの。リッグスとマータフの軽妙な掛け合いにクラプトンとサンボーンの巧みな演奏が絡み、壮絶アクションをケイメンのスコアが支える。このコラボを実現したのは、映画版の監督リチャード・ドナーのセンスもあると思う。そんなセンスがこのドラマ版には皆無。やはり劣化コピーを繰り返すマックGなのだなぁと。

ただ第1話で見限るか、もう1話位様子を見たい。ただシーズンを通して音楽の嗜好が変わる事は無さそう。今のところ録り残す事はあるまい。

日本語吹替版として面白い試みは、映画版でリッグスの声を充てていた磯部勉氏が、このドラマ版でマータフを演じる事。吹替ファンとしてこの点が少し妙味に感じた事は触れておきたい。

170506


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