「グランド・ツアー シーズン1 #1 決定!最速のハイブリッドハイパーカー」を観る
「トップ・ギア」ファン待望のトリオ復活作「グランド・ツアー」のエピソード1を観た。「トップ・ギア」を本格的に観始めたのはここ数年。ナショジオチャンネルで古いエピソードが放送されているが、彼らの番組は今の楽しみの一つ。だが、あの事件。「トップ・ギア」をクビにされたジェレミー・クラークソンがAmazonと組んだのが本作品だ。
エピソード1の冒頭、クビネタで笑いを誘う。ただ番組フォーマット自体、「トップ・ギア」と大きく変わることはない。車の試乗、アトラクション、コースによるタイムアタック、セレブいじり、雑談など等。ただ「トップ・ギア」時代、ジェレミーは製作費(「使い過ぎた」等)の事を番組中でコメントしていたが、今回はAmazon製作ゆえにほぼ天井知らずと言っていい。
本エピソードはジェレミーがプリウスネタで笑わせた上でマクラーレンP1を、リチャードはポルシェ918スパイダー、ジェームズがラ・フェラーリと3大高級ハイブリッドスポーツカーを戦わせる。車の撮り方に定評がある彼らだが、その点は継承。特に気合が入っている感がある。しかもCGを使った高度な透視図を織り交ぜるのだ。ドラッグレース、元F1ドライバーによる国際コースでのタイムアタックと果たしてどの車が勝つのか?詳細は自分の目で確認されたし。
一方、コースによるタイムアタックといえば「トップ・ギア」ならスティグ。本作では”アメリカン”というドライバーが登場する。覆面に車中音楽と凄腕のスティグに対し、今回のアメリカンはキャラ設定にやや難あり。ただドライビングテクニックは言うことなし。新しいコースもやがて見慣れるだろう。
吹替版はボイスオーバーであるが、本人の声は聞き取りづらい。また彼らの肉声が脳裏に刷り込まれているため、吹替版ではどうしても違和感が残る。「トップ・ギア」ファンなら間違いなく字幕版での視聴をオススメする。なおAmazonでは全てではないが「トップ・ギア」の旧作もラインナップされているため、それらを含めて楽しんでいきたい。
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