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2016/12/18

「ユーズド・カー」を観る

 今朝はWOWOWで録ってあったロバート・ゼメキス監督作品「ユーズド・カー」を観た。ご存知「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が大ヒット。「フォレスト・ガンプ」でオスカー監督に、近年も「ザ・ウォーク」等の意欲作を送り出している。そんな彼の劇場用長篇第2作が「ユーズド・カー」だ。「バック・トゥ...」でのボブ・ゲイルとのコンビでスピルバーグ製作の本作。

 道路を面して並ぶ2軒の中古車屋。各々ロイとルークのヒュークス兄弟が経営していたが、絶えず対立していた。道路新設を耳にした兄ロイは弟ルークにある罠を仕掛ける。その出来事を機に2軒の対立は熾烈を極めるのだった。と物語だけ書けばシリアスなのだが、あくまで80年代初頭の古き良きアメリカンコメディー。むしろ奔放で品の悪さが身上。トップレス連発、あまりの下品ぶりに思わず笑ってしまう。

 車を扱った本作の画作りを見ただけで「バック・トゥ…」を彷彿とさせるし、4x4、叩き掛ける台詞も同じ。さらに「ロマンシング・ストーン」のルペの逃げ道まで登場する。まるで「ゼメキス・ジ・オリジン」といった作品だ。ただ演出は時代を感じさせ、ドタバタぶりが懐かしい。しかも主役、登場人物の一人を、スネークことカート・ラッセルが演じているから尚更可笑しい(製作は「ニューヨーク1997」の前年)。

 個人的に目立っていたキャストはアルフォンソ・アラウ。如何わしいメキシコ人バイヤーを演じていたが、のちの「ロマンシング・ストーン」でも再び売人として出演。その片鱗が見れて嬉しい。彼以外にもマーティのお兄ちゃんとか、ゼメキス作品の俳優が居た気がする。

 本作以降、ゼメキスの演出は時代に寄り添うように変化。そうした柔軟ぶりがゼメキスの身上に思う。それだけに本作の演出は貴重だ。最近コメディから遠ざかっているゼメキスだが、今の彼が作ったらどんな作品を作るのだろうか。

161218

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